ダ・ニーノ
@乃木坂
Ristorante Da Nino
リストランテ ダ ニーノ
ここだけのニーノの独立話
オーナーシェフのニーノ。シチリアはエリチェ出身。 |
以前、オールアバウトにて西麻布のリストランテ レ サリーネ ダ ニーノをご紹介しました。その後、レストランは大繁盛で、予約をとることすら困難に。
あれから、約半年、突然ニーノから連絡が入りました。
「4月に僕は再出発するんだ」 と。
あの時は2月の終わり頃。突然の連絡に私は驚きを隠せませんでした。
まさか、イタリアに帰るのでは? とも思いますが、そんなこともなく、自分の目の届く、手作りの味をいつも提供できるレストランを作りたいと、再出発をかけてレ
サリーネを退社したのです。
理由はなんだったのか? いろいろ話しました。
いいこともあり、その反面、つらいこともありました。
短い間でしたが、仲間もできたし、通ってくれるお客さまも増えました。
経営にはいろんなことがあります。予期しなかったことも含めて…。
ニーノは奥さんともよく話し、数多い友人のイタリア人達にも相談し、ここでまた再出発を決めたのです。
新しいレストランは乃木坂にあるのですが、実はもう3月の上旬には、いつオープンしてもおかしくない程、整っていました。私が初めてレストランを訪れたのは、3月7日。実はTBSの「イシバシレシピ」に出演するので、お客さんとして一家揃ってきてほしいとニーノからの依頼で行きました。集まったのはイタリア人がほとんど。しかもみんなニーノの大ファン。しかもみんなちょっとイタリア料理にはうるさい面々でしたが、ひさしぶりに味わえるニーノの料理に、撮影とはいえ、本当に感動していました。
2回目は、実はオールアバウトの記事のために、レストランをオープン前に特別にオープンしてくれました。
レストランがオープンしてからだと、写真撮影とかが自由にできないだろうからと、ニーノの優しい性格に甘えて。
それが今回のレポートになります。
手作りの味を大事に、お客さまと会話を大切に
レストランは4月4日にオープンしました。
ニーノのペースでゆっくりと、そしてニーノの人柄が出る温かみのあるレストランになっています。
お皿やNINOと刺繍がされたナプキンなども揃え、ニーノの小さいけれど、とても温かいサービスをひとつひとつの物からも見ることができます。
座席数は、多くはありません。25席。
オープンキッチンの周りにカウンター席が10席程。テーブルは15人位が座ることができます。
常にお客さまと面してお料理を出し、時にはお客さまからカウンター越しにシチリアの話やリクエストなども気軽に聞きたいということで、テーブル席はもちろん、カウンター席がとっても充実しています。
アットホームな雰囲気でもあるので、女性ひとりでもふらり立ち寄ってもよいかもしれません。
また、カウンターには、毎日作る手作りパンが並んでいます。
このパンは場合によって買うこともできます。
今、イタリアレストランでは手作りパンが主流になってきている中、様々な種類のパンを作れるのもニーノならではです。
こじんまりした店づくりですが、おもてなしについては、いわゆる一流レストランには負けないと思います。
また、相変わらずイタリア大使館へのケータリングが多く、在日イタリア人達が本当に高く評価するレストランです。
左/カウンターのテーブルセッティング 真中/NINOの刺繍入りナプキン 右/ニーノが作る姿が目の当たりにして見れるカウンター&オープンキッチン |
それでは気になるお料理をご紹介します!