Ricette
Italiane
イタリアンレシピ |
愛を育む大人のイタリアンレシピ
Cucina Afrodisiaca
vol.1
Baci di Cupido con Grilliato di WAGYU
ミニトマトでキューピッドのキス
Amore(愛)の国イタリアのとっておきレシピ
「Cantare, Mangiare e Amore!」(歌って、食べて、愛して!)の国イタリアには、なんと「愛」のレシピが存在します。
料理は愛情が入って当然! と思われるかもしれませんが、この場合は、「愛を育む」レシピになるのです。
その名もCucina Afrodisiaca(クチーナ・アフロディズィアカ)と言い、バレンタインシーズンになることに目につく料理法です。
愛の「媚薬」レシピとは?
クチーナ・アフロディズィアカのアフロディズィアカとは「媚薬」の意味。つまり「媚薬のレシピ」となります。
さてどんな料理なのかというと、精のつく料理でもあり、異性との仲をよりいっそう深めると効果のある料理であり、夫婦間の仲をさらに向上させる料理なのです。
まさに「愛を育む」ための「媚薬」を作るレシピなのです。
簡単に言ってしまえば、性欲が促されるレシピになるのですが、具体的にどういったものがあるのでしょう。
実は決まった料理というのはなく、その媚薬効果のある素材を使っているかというのがポイントになります。
こと有名なのがグラナパダーノで、グラナパダーノをふんだんに使ったレシピは、人によって「アフロディズィアカだ!」 と思われるそうです。
もちろんちょっと多めにニンニクを使ったり、フランベする時にブランデーを多めに使ったりするのもアフロディズィアカ的になります。
しかし食卓にアフロディズィアカなお料理を並べるとは、イタリア人は「愛を育む」ことに本当に積極的です。
和牛が媚薬素材
なんとイタリアで認定されているわけではないのですが、私の周辺のイタリア人にアフロディズィアカな食材を尋ねてみたところ、「和牛」という返答が結構返ってきました。理由は、「程よい焼き加減にもかかわらず、口の中でとろけるような食感でやみつきになり、あとをひく」とか、「また食べたくなる。あの口に入れた時の感覚が忘れられない」 とのことです。和牛で元気になるというわけではなさそうですが、和牛の味わいそのものが官能的だということで、アフロディズィアカではないかと思われます。
今回は、ミニトマトにアフロディズィアカのエッセンスを加えたひと品に和牛を添えたレシピをご紹介します。ミニトマトのまろやかな酸味を和牛に絡めていただくと、なんとも官能的な味わいとなります。