イタリア式離乳食 vol.2
赤ちゃんのためのチーズ
Formaggini per bambini
赤ちゃんにあげていいもの、悪いもので、イタリアの離乳食事情をお伝えします。
前回はお肉でしたので、今回はイタリアならではのチーズのお話です。
チーズは大事なタンパク源
日本の離乳食の育児書を見ても、チーズは大切なタンパク源としてレシピの中に入っています。よく使われているのは脱脂乳が原料のカッテージチーズ。しかしイタリアの育児書にはカッテージチーズは残念ながら登場したところを見たことがありません。ほとんどがすりおろしたパルミジャーノやリコッタチーズが、多く見られます。とかくパルミジャーノは、なんにでもかけているのがポイントです。とにかく、チーズは、イタリアの子供達の成長にかかせない栄養素で、毎日食べているといっても過言ではないでしょう。
チーズの食べられる段階
与え過ぎはもちろん厳禁ですが、赤ちゃんにあげてもよいチーズの段階です。
5~6ヶ月 | 7ヶ月 | 1才以上 |
パルミジャーノ(Parmigiano) | リコッタチーズ(Ricotta) モッツァレラなどのフレッシュチーズ |
クリーミーなチーズ(Formaggini Cremosi) プロセスチーズ |
それでは次に、パルミジャーノチーズやリコッタチーズなどを溶かして食べさせる、7ヶ月からの野菜のクリームスープを御紹介します。
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