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おいしい野菜のある朝食 vol.2 にんじんのタルト

イタリアの家庭の朝で人気のにんじんのタルトはまさに家庭の味! 一度試してオリジナルの家庭の味を探してみてください。にんじん嫌いのお子様にも最適です。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

野菜のある美しい朝食 vol.2

にんじんのタルト
Torta di Carote

イタリアの朝食スタイル

イタリアの朝食は、甘いパンかビスケットにカフェラッテまたはカプチーノが定番です。バールに行けば、たいていの人はコルネットという、ジャムをはさん
だクロワッサンなどを頂きます。家庭では、ビスケットや自家製のタルトなどを頂きます。
甘いものを朝に食べるのは、イタリア人ならではの習慣。冬はパネトーネやパンドーロを朝食代わりに食べたりもします。

オリジナルのにんじんのタルトをどうぞ

イタリアには、さまざまなにんじんのタルトのレシピがあります。小麦粉、アーモンドプードルを使わず、ジャガイモの粉を使ったものや、アマレッティのア
クセントを添えたり、オレンジピールを入れてみたりと。今回ご紹介するタルトもその一つ。もし作ってみてお気に召したら、お気に入りの素材を入れてみて
ください。オリジナルのにんじんのタルトができあがります。

にんじん嫌いのお子様にも!

また、ふんだんににんじんを使っているにもかかわらず、にんじんの苦みが全くないので、にんじん嫌いのお子様にも美味しく召し上がっていただけます。
毎日頂くタルトだから体にもいい素材を取り入れたいというアイデアから、このにんじんのタルトは朝食にも人気のドルチェです。

にんじんのタルト
Torta di Carote


【材料】18cm丸型
にんじん……………………約250g(中2本位)
アーモンドプードル………200g
小麦粉………………………200g
無塩バター…………………50g
卵……………………………2個
グラニュー糖………………200g
ベーキングパウダー………10g
塩……………………………ひとつまみ
レモン汁……………………1個分
ラム酒………………………大さじ1杯
戻したレーズン……………大さじ2杯

【作り方】
1. にんじんはフードプロセッサーで細かいみじん切りにし、ボウルに入れ、グラニュー糖、室温で戻したバターと合わせる。
2. 1にレモン汁、溶き卵、戻したレーズン、ラム酒を入れ、よく合わせる。
3. 別の大きめのボウルに、アーモンドプードル、ふるった小麦粉、ベーキングパウダーを入れ、ざっくりとざっくりと混ぜ合わせたら、2を入れ、ゴムベラでまんべんなく合わせる。
4. 型に薄くオリーブオイル(レシピ外、またはバター)を塗り、3をゆっくりと流し入れ、予め200℃に熱しておいたオーブンで30~40分焼く。
5. 串を刺してみて、くっつかなければオーブンから出し、粗熱がとれたら網に出し、冷蔵庫で冷やして冷めてから頂く。

【メモ】
タマネギのジャムや生クリームなどと一緒に食べるとさらに美味しくなります。
・好みでアマレットやシナモンパウダーなどを入れてもOK。
・焼きたてをひっくり返すと崩れる場合があります。熱がひいたら型から取り出します。
・オーブンは家庭ごとに「クセ」があるので、串を刺して、焼き加減を見ましょう。
・最後にシュガーパウダーを振ると見た目もきれいです。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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