野菜のある美しい朝食 vol.1
たまねぎのジャム
Marmellata di Cipolla
美しい朝食にふさわしく野菜の甘味を生かしたジャムを御紹介します。
豊富な野菜のジャム
イタリアでは、マーマレードやストロベリージャムといった定番のジャム以外に「野菜」を使ったジャムが多く見られます。
このほとんどがチーズを食べるために使われたり、ローストしたお肉に添えられるなどお料理のアクセントとして使われます。
種類は実に豊富ですが、定番の野菜といえば、ズッキーニ、グリーントマト、トマト、ナス、タマネギです。これがそれぞれ少し辛味があったり、甘味のしっかりしたもの、少し酸っぱいものと、いろいろなバリエーションになって売られています。
今回はタマネギを使用したジャムを御紹介します。ほんのり甘酸っぱいタマネギのジャムは、パンにチーズにお料理にと汎用性高いジャムです。
たまねぎのジャム
Marmellata di Cipolla
【材料】
タマネギ………………中3個(約500g)
EXVオリーブオイル…大さじ2杯
グラニュー糖…………150g
アップルビネガー……100cc
エストラゴン…………1枝
塩………………………ひとつまみ
【作り方】
1.タマネギは皮をむき、半分に切り芯を取り除き、薄くスライスする。
2.底の厚い鍋にオリーブオイルをしき、中火でタマネギを炒め、塩をする。しんなりしてきたら弱火にして砂糖を加え混ぜ合わせる。
3.砂糖が溶けたら、アップルビネガー、エストラゴンを入れ、ごく弱火でゆっくり混ぜながら2時間程度煮込む。
4.焦がさないよう注意し、汁気がなくなり、タマネギが透き通るような琥珀色になったら、熱を冷まし、冷蔵庫で冷やしてから頂く。
【メモ】
・エストラゴンは好みです。クローブ、シナモンなどを加えても美味しくいただけます。
・好みで3で煮込む時、タネを除いたタカの爪を1/2本入れるとスパイシーなジャムができあがります(私の好きな味です)。
・パンはもちろん、ゴルゴンゾーラやパルミジャーノなどのチーズと食べあわせても美味しくいただけます。
・冷蔵庫で夏場は3日、冬場は1週間持ちます。
・パンに挟む時、プロシュット・コットなどのハムとも相性抜群です。
・チキンのローストやポークソテーに添えても美味しくいただけます。ハムやソーセージでもOKです。
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