イタリアンの基本/イタリアンの基本関連情報

:レストランガイドブックAccademia Italianaの場合: イタリアレストランを評価する!

イタリアでも名高いレストランの評価本カデミアの晩餐へ参加しました。さて、審査員の方はどのようにしてレストランを評価しているのでしょうか? 会場は広尾のイルブッテロです。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

なんとAccademia Italiana della Cuccina(アカデミア イタリアーナ デッラ クチーナ)に参加しました!

これは知る人ぞ知る、美味しいレストランを正しく評価するという、実際にイタリアで多くの支持を受けているイタリアレストランガイドブックです。そして、こちらの本には、なんと日本のイタリアレストランについても評価があるのです!

アカデミアは、ミシュランと違って、覆面では行いません。事前にきちんと「アカデミアが行くよ!」 と予約をとって、シェフの味を堪能するというものです。客席にはシートが配られ、料理を採点します。これによって、そのレストランの評価が決まるのです。

アカデミアでは、純粋にレストランの料理を楽しみ、ワインを楽しみ、その時間を「評価してやるぞ!」 という気持ちよりも、できるだけ楽しく過ごすというのが目的で、料理、ワイン、仲間とどれだけレストランで楽しい時間が過ごせたかということが、評価の値になります。

まして、イタリアレストランの場合、ほとんどが「知人」なわけで、覆面でいったところで、すぐにばれます。だったらはじめに言っておいて、「行くからよろしくね!」 といった方が、お互い気持ちが良いというものです。

となるとシェフもがんばります。今回は、在日イタリア人達に名高く、イタリアでも有名な広尾のIl Buttero(イルブッテロ)にお邪魔しました。ジョヴァンニシェフはトスカーナ出身のシェフ。お料理はたいていがトスカーナ料理。こういう事前知識もアカデミアには必要です。

漠然にイタリア料理といっても、イタリア料理は郷土料理の集合体なので、それぞれの土地によって、料理はもちろん、方法、名称まで変わってくるのですから。逆に、イタリア全土の料理をマスターなんてことが難しいくらいです。
ですから、今回もCUCINA TOSCANA(クチーナトスカーナ;トスカーナ料理)を意識して、料理の評価をさせていただきました。

もちろんはじめにシェフの挨拶があり、これから出されるお料理について説明があります。聞くも見事なお料理名に、早く出されないかと、みなゴクリと息をこらえるように、シェフの説明を聞きます。
いざ開演。
アカデミアの代表 フィーレ氏(写真左)が、大きなベルを鳴らしてスタートです。


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