SALAに入り、席に座り、柱を見ると、イタリアから直輸入されたライトがイタリアの色合いをさらに引き立てます。そして、お皿が壁にかけられているのもなんとなくイタリアの雰囲気です。
こちらがフランチェスコ・サバティーニさん。リストランテサバティーニローマは、かつてはサバティーニ3兄弟で運営されていました。しかしながら、一番上のお兄様がお亡くなりになり、いまでは次男と三男でイタリアと日本をいったりきたりしながらレストランを見守っています。写真のフランチェスコさんは三男です。
そして、彼は生ハムを薄くサービスするのが得意で、いつもフランチェスコさんがいらっしゃる時は、このようにしてサービスしてくれます。また、こちらの生ハムですが、フランチェスコさん曰く「この生ハムはイタリアでも一番美味しい生ハムだ! だから日本から自社輸入することに決めたんだ!」 と御自分で選んできた大切な食材を誇らし気に紹介してくれると、いただく側の美味しい期待もさらにふくらむわけです。
ポルチーニと2色のタリアテッレ
もちろんタリアテッレは自家製のPasta Fresca(手打ちパスタ)で、一つはノーマル、もう一つはほうれん草が練り混まれています。ポルチーニはもちろんフレッシュでイタリアから直輸入されたものを使用します。
スパゲッティなどの乾麺も美味しいのですが、レストランではやはり自家製パスタをいただきたいですね。
鯛のグリル焼 フレッシュトマト添え
先程のグリルで焼いてもらった鯛です。写真はお皿に盛られていますが、サービスされる瞬間は、銀の食器に焼き立てが盛られ、カメリエーレが、お魚の焼き立てのジューっという音と供に運び、「こちらでございます。お取り分けいたします」と笑顔で伝え、小骨や皮などを手早くとってくれます。
もちろんサービスされるお皿は温かくなっており、炭で焼かれた鯛がすぐに冷めることなくホクホクの状態で頂けます。
私の座ったテーブルからの店内の全体です。
バラの一輪挿しは各テーブルにあります。
イタリアのリストランテあるいはトラットリアでは、たいてい一輪挿しの花が飾られています。
また、店内が暗かったのできちんと見えないかも知れませんが、Cantante(カンタンテ:歌手)がギターを持って唱ってまわるのもサバティーニならではの名物です。テーブルの横に来た時は、好きな一曲を、もちろんイタリアンカンツォーネですがリクエストすると弾いてくれます。そして素敵な気持ちになったらCantanteにチップをあげると、ちょっとしたおまけもつきます。彼曰く、リクエストナンバーワンはやはりO
Sole Mio(オーソーレミオ)だそうですよ。
イタリアではピアッツァに出ているテラスのレストランですと、そのピアッツァにCantanteがおり、ギター片手にテラスをまわりチップを貰いながら歌を唱います。時にはアコーディオンだったり、バイオリンだったりと、いろんな演奏家達がいます。
ただ、たいていイタリア人達は誰かが払うのを見てそれを聞いているので、場合によっては素敵な演奏を味わうことはできません。