北イタリアはピエモンテ州を代表するワインといえば、ワインの王様バローロと注目のバルバレスコです。
これら2つのワインは、バローロ地区であり、バルバレスコ地区で作られたワインで、ともにイタリア地ブドウのネッビオーロ種を100%使用しているます。このネッビオーロ種はピエモンテ州ならではのブドウ品種で、タンニンがしっかりしていて、ワインを熟成させるには最適のブドウ品種なのです。
ここで、ピエモンテ州にはバローロ、バルバレスコ以外に美味しいワインはないのか? という疑問に到達すると思うのですが、かなりたくさんあります。
中でもガイド一押しのワインが、ピエモンテ州とヴァッレダオスタ州の境であるカナヴェーゼのカレマ地区にあるのです。
この名は地区よりとった、カレマといい、バローロと同じネッビオーロ100%のワインです。これは私がここ最近最も愛するワインです。
カレマは、約40の生産者で構成される、ネッビオーロ生産者共同醸造組合(I soci della Cantina dei Produttori di Nebbiolo)によって生産されます。わずか年間56,000本しか生産されない貴重なワインです。
こと最近、日本でも見られるようになりましたが、生産量が限られているので、おそらく輸入量も限られているのではと思っていますが、見つけたらすぐに買うか、飲むかすることをオススメします。
私が、このワインを見かけたのは、そして飲んでしまったのは、こちらの3店です。
★リストランテ アル・ポンテ
東京都中央区日本橋浜町2-4-3
03-3666-4499
★イタリアワインバー AZ(アズ)
東京都渋谷区神宮前2-20-13
03- 5474-1118
★リストランテ ジャルディーノ
東京都台東区西浅草2-2-10
03-3844-2828
イタリアワイン評価の本であるガンベロロッソ2001年によると
カレマ・カレマ'95 2ビッキエーリ
カレーマ'96 1ビッキエーロ
という評価でした。ちなみにこれは3段階評価で、3ビッキエーリが最高になります。
(詳しくは2001年最優秀ワインをご覧下さい。)
ちなみにカレマ'96は3000本しか生産されませんでしたので、本当に見つけたら飲むべしというワインです。
また、ピエモンテ州に行くことがありましたら、ここカレーマワインの販売所へ行くことをオススメします。
Cantina
dei Produttori Nebbiolo di Carema
Via Nazionale, 28 10010 Carema(TO)
TEL: 0125/811160