イタリアのストリートフード
イタリアはローマのストリートフードを少しご紹介します。
年末年始にイタリアへ行ってきた時、帰りにローマによりナヴォナ広場のちょっとしたお祭りに行きました。そこではイタリア恒例「ベファナ」(1月6日)を祝うイベントがあり、ちょっとしたお祭り騒ぎでした。そこであったローマならではのストリートフードをご案内します。
Porchetta d'Ariccia
ポルケッタ ダリッチャ
これは豚の丸焼きのことです。塩、胡椒はもちろん、ローズマリー、セージ、タイムなど様々なハーブを、内臓を取り除いた豚にすり込むようにもみ入れ、麻糸のような太い糸で包み込むかのようにぐるぐる巻きにして焼きます。これを端からスライスし、フォカッチャやパニーノのような薄いパンに入れ、サービスするという、豚の丸焼きスライスバーガーといったもので、ローマならではの地方色強いお料理です。これはイベントだけでなく、街角にもあるお店なので、ローマに寄った際は、リストランテだけではなく、こういったストリートフードも楽しんでみてください。
Ciambelle
チャンベッレ
大型ドーナツです。しかも丸く揚がらず、どちらかというとちょっと薄っぺらい感じですが、薄く砂糖がふられており、ちょっとしたドーナツ型をした、日本の揚げパンのような食感です。これもストリートフードになるのですが、店頭に並べると冷めてしまいますので、ちょっとしたオーブンで、再加熱してお客様に提供しています。
Mela Stregata
メーラ ストレガータ
これはこの年末年始にしか見られないといっても良い、日本で言う「リンゴ飴」です。これはベファナという魔女の逸話にともなって作られるお菓子で、直訳すると「魔法のリンゴ」ということだそうです。(写真のチャンベッレの上に並んでいるものです)
Caldarroste
カルダッロステ
ローマ名物焼き栗です。日本にある「天津甘栗」とは異なり、甘くないです。どちらかというと栗のホクホク感を味わいます。それから日本のそれと違うのは、とにかく粒が大きいことです。日本の栗がアサリなら、イタリアの栗はハマグリであるといえます。またそれほど甘くないので、寒くて口が寂しい時は、この焼き栗はオススメです。
いかがでしょうか?
もしローマへ旅することがあったら、是非、こういったストリートフードも楽しんでみてはいかがでしょうか? こういったストリートフードを片手に、ピアッツァ(広場)で腰を降ろし一休憩すれば、ローマっ子になった気分間違いナシです。
【注意!】
ローマの日本大使館で、数人の日本人がパスポートを盗まれたということを聞きました。皆さん観光する時は、魅力的なものが多いイタリアで、気がとられてしまうのは確かですが、自分の身の回りにも細心の注意を払ってくださいね。
ちょっとしたリンク
イタリアを旅する!