1月7日が七草がゆを食べる日だということは、大人になってから知りました。 というのも、そうゆう習慣が私が育った土地にはなかったからです。 我が家では、七草はお雑煮を食べる日でした。
雪深い北国の正月の七日に、春の七草などという植物は、見つけることも、 手に入れることも不可能なものだったはずです。今では、時期が来れば、 スーパーマーケットに春の七草{せり・なずな(バチグサ、ペンペン草)・ごぎょう(母子草)・ はこべら・ほとけのざ(おおばこ)・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)}が並び、 鉢植えに寄せ植えされたものや、乾燥させたものまで見られるようになりました。
今日は、御節料理やご馳走ぜめで弱った胃腸を労わる七草粥を、ちょっと目先を変えて、 ありあわせの野菜と、 炒った黒豆で作ってみました。普通の七草粥なら、炊き上がったおかゆに、 刻んだ七草を混ぜるだけのところを、今回は一緒に炊き込みますので、どんな野菜でも作れます。
米の5倍の水を入れて炊いたのが全がゆで、米の10倍の水で炊いたのが五分がゆです。 全がゆより、五分がゆの方が水の量が多くなります。三分がゆはもっと水量が多くなります。 最近の離乳食のレシピに記載されている、「10倍がゆ」とは、文字通り米の10倍の水を入れて炊いたもので、 五分がゆのことを言い、 「5倍がゆ」というのが、米の5倍の水を入れて炊く全がゆのことのようです。紛らわしいようですが、 この「○倍粥」といった呼び方の方が分かりやすいように思います。 ※基本のお粥の作り方
今回は炊飯器で作ります。 一般的な炊飯器のおかゆ炊きコースでは、全がゆが作れます。土鍋や鍋で 作る場合は米の5~6倍の水で炊いてください。
・炊飯器で炊く中華粥レシピを掲載 炊飯器で作るからおいしい(地球丸・刊)
・料理のABC ご飯メニュー一覧
簡単行事食
七草がゆ
■使用した材料■ 4人分
米1合
白菜・人参・大根・長ネギ・キャベツ・カブ・パセリ
黒豆大さじ2
塩少々
■作り方■

(やや固めのおかゆになるので、心もち多めの水加減にするとよい。)




ひとこと
1合でたっぷり4人分できますので、ダイエット食にもなります。
七草粥は、特別美味しいというものではないのですが、正月の胃疲れを回復させるにはぴったりな食べ物だと思います。 お粥をもっとおいしく食べたいなら、 中華がゆや、 茶がゆ をお勧めします。ホームメイドクッキングガイドの 七草がゆ は、野菜をトッピングして食べるアイデアお粥で、こちらもお勧めです。
■ 前回紹介したのは「ガーリックトースト」 レシピはこちら!
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