フランス/フランス基本情報

フランス旅行の基本情報(3ページ目)

旅行に行くなら、まずその国の最低限の知識は持っておきたい。お金や治安、言葉の問題など……知りたいことはたくさん。そんなフランス旅行で最低限知っておくべき情報をご紹介します。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

フランス旅行中のチップ

メトロ
チップの額や置くか置かないかはあなた次第
日本人旅行者を悩ませるフランスの習慣、チップ。日本のようにチップの習慣がない、あるいはアメリカのようにチップ支払いが義務、などはっきりしていれば対処も簡単なのですが、フランスのように店によってサービス料(=チップに相当する)が含まれたり含まれていなかったり、チップを払ったり払わなかったりと曖昧なのが一番大変ですよね。

ガイドの今までの経験からいうと、カフェや軽食などのちょっとした飲食に関しては、チップを置いて行く人はあまりいないようです。それに対して、1人分の支払いが5000円以上するようなレストランからチップは発生します。とはいえ、義務ではないので、あくまでのその額は個人の裁量によりますが、目安は支払い額の1~2割程度。紙幣は問題ないのですが、コインは1ユーロまでにして下さい。1ユーロ以下のチップは逆に失礼になります。たとえいいレストランであったとしても、サービスが最悪だったらもちろんチップを置く必要はありません。

 

フランスの治安・トラブル

メトロ
メトロに乗る際は細心の注意を© Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont
フランスは日本に比べてスリやひったくりが多いという定説があった数年前に比べ、そういった軽犯罪は確実に減ってきているというのがパリで暮らすガイドの実感です。だとしても、油断は禁物。スリやひったくりが最も発生しやすい場所は、メトロ(地下鉄)です。車内で盗み、扉が開いた途端に逃走するという手口は今でも有効のようですので、車内では特に、自分の荷物はしっかりと手で押さえていること。それから、観光客が多く集まるスポットも要注意。道に不案内な外国人を狙うケースが多いので、常に気を引き締めておきましょう。

道を歩いている時も、必要以上にキョロキョロしていたり、たくさんのブランドものの買い物袋をさげながら歩くと、非常に狙われやすくなります。買い物が多くなってしまった場合は、タクシーで移動するか、一旦宿泊先に荷物を置いて身軽に動くことで、盗難を防ぐことができます。

フランスの治安についてはこちらを>>>フランスの治安
旅行前は対策も万全に!>>>フランスの犯罪対策

フランスの喫煙事情

テラス
カフェでの喫煙はテラスで© Paris Tourist Office - Photographe : Arnaud Terrier
2007年2月より、公共の場での室内における喫煙は全面的に禁止されています。つまり、カフェやレストランの中では禁煙となり、外のテラス席では喫煙OKです。

アパートでの喫煙はオーナーによるので確認を。ホテルもサロンなどの公共スペースでは禁煙ですが、客室に関してはやはりホテルによるので、レセプションに確認しておいた方が良いでしょう。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます