七五三ですね、皆様の地方ではどんな祝い事をなさいますか？こちらでは最近でこそお祝いするようになりましたが、昔はそのような習慣はなかったように思います。ただ、私が三才まで住んでいた所ではありましたので三つのお祝いの記念写真はあります。もちろん記憶はございません。
七五三とは全く無関係なのでしょうが、この辺の農家では「15日餅」といって、餅をついてあんこを入れて丸めたあんこ餅を作ります。うちは農家でなかったので知らずにいたのですが、中学の時に友達と誕生日のプレゼント交換をする約束をしてて。16日が誕生日の私に手渡されたものは、ズシリと重い新聞紙に包まれたアンコ餅でした。
「昨日餅つきだったから」-----ちょっとガッカリ＜ごめん＞、もう一人の子からのは竹の子の水煮の瓶詰めでした。「春に裏山で採って、ばあちゃんに瓶詰にしてもらった」ニコニコ顔で手渡されました。今思えば、ほんとに、あまり喜んであげられなくてわるかった。今更だけど......持って帰るの重かったです。
【お祝い料理】
子供が大きくなると可愛いお料理を作る機会が殆どありません。今だけのオタノシミです。七五三のお祝いにケーキ寿司を作りませんか。ケーキ型を利用して簡単豪華に、型がなくてもボールでも大丈夫です。きっと個性的なデコレーション寿司ケーキができあがるはず！デザートにはナイ豆腐＜牛乳寒天で作る杏仁豆腐＞家族揃ってのお祝いは、食べる時に手間がかからず後片付けが楽なご馳走にかぎります。一緒に食卓を囲むためにも、お母さんだけが大忙しな料理は極力避けたいものです。
【寿司ケーキ】
(ご飯)
白米 3C
水 3C
昆布 10cm
(合わせ酢)
酢 70～80cc
砂糖 大さじ3
塩 小さじ1.5～2
酒 大さじ1
旨味調味料 少々
(具)
卵
エビ---背ワタを取り、塩茹でにし、殻をむき、二枚に切る
生麩＜もみじ麩＞----半解凍の状態で切る
干し椎茸 ----水でもどし千切り
人参----千切り
干瓢----塩でモミ洗いし、小さく切る
油揚げ---熱湯で油抜きし、半分に切り、細切り
筍 ------飾り用に少しひらひらに切り、残りを細かく切る
絹さや---サッと塩茹で
刻み海苔
『作り方』
1、生麩は（写真のは桜麩ですが今の季節は紅葉麩）出汁、砂糖、味醂、しょう油で色を付けないように味付けし、3～5分程煮る。
（途中で飾り用の筍を取り出す）
2、切った材料は、出汁、砂糖、しょう油、味醂、酒で濃い目に味付け、汁がなくなるまで煮詰める。具は多めに煮て、余った分を冷蔵庫で保存しておくと、オカラや混ぜご飯の具に使える。
3、卵3個を割りほぐし、塩と砂糖少々で味をつけ、薄焼き玉子を焼く。
4、合わせ酢を混ぜておく。
炊き上がったご飯はすぐボール等に移し、合わせ酢を混ぜて冷ます。
5、ケーキ型かボール＜大き過ぎるとあとで取り出しにくいので注意＞
を水に浸して濡らす。最初に千切りにした薄焼き玉子を敷き詰めご飯を三分の一ほど入れ押さえる。その上に具を半分、ご飯、具、刻み海苔、ご飯、の順に入れて押さえ、ラップをかけてその上にお皿2～3枚重しに乗せておく。
6、30分以上たってから型から外し大皿の真ん中におく。
＜ボールの場合は皿を上に当てて皿ごとひっくり返す＞
紅葉麩、エビ、筍、絹さやを飾り、皿の空いてる部分を果物、その他で飾る。
【ナイ豆腐】（牛乳の杏仁豆腐）
1、粉寒天4gを200ccの水で溶いて火にかけかきまぜながら2分ほど沸騰させる。砂糖50～100ｇ加える。
＜砂糖を少なめにしてシロップを甘くした方がヘルシー＞牛乳300cc加えひと煮立ちしたら水で濡らした大鉢に流し冷やし固める。
2、小鍋に水2Ｃ砂糖1Ｃを合わせて火にかけ静かに煮溶かして缶詰めの汁を加えシロップを作り冷ます。レモン汁を少し加える。
3、寒天が固まったらそのままの状態にナイフを斜めに入れひし形に切る。
缶詰めのフルーツを切って上に飾る。
4、2のシロップを注いで器をトントンと揺するとふわっとひし形の牛乳寒天が浮き上がる。（これが楽しい！）
★お祝い返しに★お赤飯
七五三のお祝いを頂いた方へのお返しには、千歳飴にお赤飯を添えて差し上げてはいかがでしょうか？
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