ガーデニング・園芸/ガーデニング関連情報

Vol.1 植物のフォルムに注目!(2ページ目)

【ガーデニングビギナーズレッスン】では、初挑戦の方たちにも徐々にガーデニングに慣れ親しんでいただけるような記事をご紹介しました。このシリーズでは、もう少しレベルアップできるようなヒントをご紹介します!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

フォルムとコンビネーション

寄せ植え
寄せ植えを作るときのポイントは?
たとえば寄せ植えを作ろうと思ったとき、「どこに置くのか」とか「どんな鉢を使おうか」、また「どんな花材を使おうか?」等々いろいろ考える基準はありますが、置き場所や鉢が同じでも使う植物のフォルムによって印象は変わってきます。ここでは、前項で挙げた植物の三つの基本フォルムを踏まえて、それらの組み合わせについて考えてみましょう。

まずは下の画像をご覧ください。同じ鉢に、フォルムの違う植物を植えてみました。
線を描く植物のみ 丸く茂る植物のみ
1.線を描く植物(A)のみの場合 2.こんもりと丸く茂る植物(B)のみの場合
植物のフォルムに注目

3.地面に沿って広がる植物(C)のみの場合



1.~3.の例では、鉢とのバランスがうまく取れなかったり、間が空き過ぎてどこか寂しい感じがしますね。
それでは、コンビネーションを加えるとどうなるでしょう。
線+面の組み合わせ 線+グランドカバー
4. A+Bで組み合わせた場合 5.A+Cで組み合わせた場合
面+グランドカバー 線+面+グランドカバー
6.B+Cで組み合わせた場合 7.A+B+Cで組み合わせた場合

どうでしょう?同じ鉢でも植物のフォルムやコンビネーションの仕方で、ずいぶんと違って見えますね。また、一株の中にこんもりした部分やラインの強い部分が混在した植物もあります。こういった植物は「どこを活かすか」によって使い方が変わってきます。
さらに植えつける鉢を変えると、一つのフォルムの単植でも印象は変わってきます。
リシマキア   ペチュニア
1.小さなハンギング   2.ボールプランター
1.はハンギングタイプの鉢に、垂れ下がる植物(画像はリシマキア)を単植したもの。2.は、ボールプランターに、ペチュニアを溢れんばかりに咲かせたものです。
コンビネーションを考えるときは植物のフォルムだけでなく、植えつける鉢のフォルムも大切な要素になるわけですね。

フォルムを見極める眼は、日ごろから植物をよく観察する努力をすることで少しずつ養われていきます。センスアップのためには、ただ「あぁ、きれいねー」だけでなく、じっくり観察するクセをつけていきましょう。
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