実務経験が無くても受験できる?
私も受験できる? |
3.の「園芸関連の指導者として活動している」も、既に実績のある方ということですね。となると、残る条件4.の「ハンギングバスケットマスターの推薦」により受験することになります。
では、「どうすれば推薦を受けられるのか?」ですね。多くの方は、現在マスターをされている方の教室などに通ってハンギングバスケットや園芸について学び、そのマスターから推薦を受けて受験されています。自分の家の近くに教室があるかどうかは、JHBSの方に問い合わせすると紹介してもらうことができます。
試験の内容は?
学科試験は、ハンギングバスケット概論から器材、土と肥料、管理の仕方やコーディネートの仕方など多岐にわたりますが、事前に配布されているテキストを熟読し、落ち着いて試験に臨めば大丈夫です。よくある失敗は、回答欄を間違えて書き込んだため、結果が惨憺たるものになってしまった……というものです。落ち着いていれば回避できる凡ミスですね。設問ナンバーと回答欄を確認して、記入しましょう。
搬入には専用スタンドを使うなど、最新の注意を! |
特に審査直前の付け焼き刃的に植え込んだものは、すぐにわかります。また、植え込んだ花材の一つが駄目になったからと即席で植え込んだようなものも、搬入途中でスッポ抜けてしまったり、他とうまく馴染まず違和感があるものです。また作品にはサイズ規定があるので、オーバーしたものも減点対象です。
中には搬入時にバスケットをひっくり返してしまい、涙を呑んだ受験者もいます。審査会場が遠方の方は宅配で作品を送ることになりますが、この際も輸送途中にバスケットが落ちたりひっくり返ったりしないよう、細心の注意を払いましょう。
資格取得後に何か費用はかかりますか?
マスターの称号を名乗るには、マスター会の会員であることが必須条件になります。このためJHBS会員の年会費が12,000円必要になります。マスターはどんな活動をしていますか?
イベントでのハンギング製作体験教室の様子 |
支部単位の活動情報は、JHBSのホームページで見ることができます。なおJHBSでは毎年マスターが一堂に会する全国マスター会を開催するほか、講師をお招きしてマスターたちが勉強する機会を設けるなどの活動も行っています。
マスターの資格取得後も、日々の研鑽が求められるのは言うまでもないことでしょう。
* 関連リンク *
日本ハンギングバスケット協会(JHBS)