代表的な庭木の剪定時期

コノテガシワ
庭木としてポピュラーになった、コニファーの一種
【コノテガシワ】
コニファー(常緑針葉樹)の一種で、列植して生垣などにも用いられます。
コノテガシワに限らず一般的にコニファー類は金気を嫌う性質があり、普通の庭木のように剪定鋏で刈り込んでしまうと葉先が茶色く変色してしまいます。萌芽前に刈るとその後に新芽が吹いて変色部は目立たなくなりますが、葉の付いていない場所まで深く刈ってしまうと萌芽できずに枯れこんでしまうので注意しましょう。

コノテガシワの場合は自然に樹形が整うので、あまり剪定の必要はありませんが、土地が合うと予想以上に大きくなってしまうことがあります。大きくしたくない場合は、毎年萌芽前の2~3月頃に刈り込むようにします。なお葉の変色を防ぎたい場合は、手間がかかりますが手で葉先をむしり取るようします。(もちろん手を保護するグローブは忘れずに!)
また、枯れて茶色くなった葉が落ちて、枝の付け根あたりに溜まっていることがあります。風通しが悪くなるので、気がついたら振るい落としておきましょう。

ジューンベリー
生食できる果実も嬉しいジューンベリー
【ジューンベリー】
アメリカザイフリボクのことで、可憐な花と食用の実が採れることから人気の家庭果樹です。
株立ちの自然樹形で楽しむなら、伸びすぎた枝や込み合った枝を間引く程度で、あまり剪定の必要はありません。
樹高を低く保ちたい場合は、先端を切り詰めましょう。なお、ひこばえが発生しますが、一本仕立てではすべて切り取り、株立ちにする場合は幹数を数本にして他は地際から切り取ります。
剪定時期は、花後と休眠期が適期です。

スモークツリー
若木でも花を咲かせる、「ヤングレディー」などが人気のスモークツリー
【スモークツリー】
花が終わったあと花穂がフワフワした毛のようなもので覆われて煙のように見えることから、ケムリバナとも呼ばれる落葉樹です。
剪定は休眠期の12~2月頃が適期ですが、この時期には既に花芽が形成されていますから、徒長枝や込み合っている枝、細く弱い枝などを切り取る程度にします。
樹高が高くなりすぎた場合は、次の花はあきらめて強剪定します。

ナンテン
縁起木としても人気
【ナンテン】
「難を転ずる」ということで縁起が良いとされ、新築祝いや記念樹として人気の庭木です。
植えっぱなしにしていると幹の数が増えて枝が込み合い、風通しが悪くなるだけでなく見た目も損ないます。増えすぎた幹は地際から刈り取り、5~7本程度に整理します。
また、伸びすぎた枝は、付け根部分で切り戻しましょう。剪定時期は、2~3月頃が適期です。
なお、ナンテンの実がならない場合は、【ガーデニングQ&A集~管理編~】のQ7をご参照ください。

ハナモモ
実モモに対して、こちらは花を楽しむ品種
【ハナモモ】
花を楽しむためのモモで、春に枝中に花を咲かせる姿は見事です。家庭では、枝が広がらないホウキ性のものが人気です。
ハナモモは、夏以降に剪定すると花芽を切ることになります。剪定は花後すぐに、花が咲いた枝を付け根から10センチくらい残して切り戻します。徒長した枝や込み合った枝は、付け根から切り取っておきましょう。
強剪定する場合は、休眠期が適期です。切り口には雑菌が入らないよう、癒合剤を塗っておきましょう。

ムクゲ
ハイビスカスのような花を咲かせるが、耐寒性も強い
【ムクゲ】
サルスベリと並んで、夏の代表花です。花姿の異なるいろいろな品種があり、刈り込みにも耐える丈夫で育てやすい庭木です。
ムクゲはその年に伸びた枝に花がつくので、花後と休眠期に剪定が可能です。不要枝、込み合った枝から剪定し、あとは全体のバランスを見ながら切り落としていきましょう。
下の枝をすべて刈り取って、スタンダード仕立てにしても面白いですね。

* 関連ガイド記事 *
【How to 庭木の整枝・剪定-基礎編-】
【How to 庭木の整枝・剪定-剪定時期編-】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。