剪定鋏
この庭木、いつ剪定すればいい?
ユーザーの皆さんから寄せられたご質問と、それに対しての回答をQ&Aとしてまとめた、シリーズ【ガーデニングQ&A集】。今回は、その庭木編です。
庭木に関するご質問で多いのは、「○○の剪定時期を教えてください」というものです。そこでこの庭木編では、一般家庭の庭木として広く取り入れられている10種の庭木について、その剪定時期と注意点をまとめてみました。

なお、人気の花木16種(アジサイ、ウメ、カイドウ、キンモクセイ、コデマリ、サクラ、サザンカ、サルスベリ、ツツジ、ハギ、ハナミズキ、フジ、モクレン、ユキヤナギ、ライラック、レンギョウ)については、ガイド記事【How to 庭木の整枝・剪定-剪定時期編-】をご参照ください。

代表的な庭木の剪定時期

それでは庭木10種について、各々の剪定時期と注意点を挙げてみましょう。

アオキ
シェードガーデンを明るく彩るアオキ
【アオキ】
光沢のある葉を持つ常緑樹で日陰にも耐えるので、欧米でも人気の庭木です。
自然に樹形がまとまるので、剪定は茂った枝や飛び出して伸びている枝を間引く程度で良いでしょう。時期は、3~5月頃が適期です。夏以降は花芽を形成するため、この頃に剪定をすると翌年の花付きが悪くなるので注意します。また、数年経って老化した枝は、株元から切り取りましょう。

なおアオキは雌雄異株で、雄木は生長が早いのですが、赤い実を楽しみたいなら雌木を植えましょう。受粉には雄木も必要になりますが、蜂が花粉を運んでくれるのか、我が家では雌木だけしか植えていませんが毎年実も楽しんでいます。

アセビ
アセビも古くからある庭木
【アセビ】
スズランのような、ベル型の花をたくさんつける常緑樹です。
自然樹形を楽しむので、徒長した枝や込み合った部分の枝を切り取る程度の剪定になります。 剪定は、花後すぐに行います。また、花が終わった穂は、実をつける前に付け根から切り取りましょう。
花姿は可愛らしいアセビですが、有毒植物なので気をつけましょう。なお、その特性を活かして、自然農薬に利用することもできます。

エゴノキ
最近は桃色の花を咲かせるものが人気
【エゴノキ】
ベルを吊るしたような花姿が人気の落葉花木です。
株立ちで自然樹形に育て、剪定は弱い枝や不要な枝を取り除く程度にします。時期は休眠期が最も適しています。
なお、枝を切るときは、付け根から切り落とすようにしましょう。

モミジ
様々な品種があるカエデ類、一本は庭に欲しい
【カエデ(モミジ)類】
秋に紅葉が楽しめることもあり、人気の庭木です。
剪定は、休眠期の11月下旬~1月頃が適期です。2月に入ると根が活動を始めるため、剪定した場所から樹液が出て樹勢が衰える原因になるので注意しましょう。

カエデ類は、柔らかい自然樹形が持ち味です。立ち枝や徒長枝、ひこばえなど、不要な枝を取り除く程度で良いでしょう。
細い枝は手で簡単に折り取ることができますが、手で折れない太さの枝を剪定する場合は、必ず根元から切り取りましょう。なお、切り口には癒合剤を塗っておきます。

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