コレクション
コインに切手、カード……世の中には、様々なコレクションがある
種をまいて色とりどりの花を咲かせる、ハーブや野菜を育てて収穫するといった植物栽培だけでなく、プランターや花台を作るDIYなど、ガーデニングの楽しみ方にはいろいろとありますが、今回は「特定の植物にこだわってコレクションする」、そんな楽しみ方をご紹介したいと思います。

プランツコレクションって?

広義でのプランツコレクションは文字通り「植物採集」なわけですが、ここでは「同じ種属の植物において様々な品種をコレクションする」といった意味で用いています。
植物は同じ名称ででまわっているものの中でも、様々な品種が存在します。例えば球根植物のチューリップは、オーソドックスなカップ咲きの他、‘ウエスト ポイント’に見られるようなユリ咲きのものや、八重の‘アンジェリカ’、花びらにフリルのあるタイプもあります。同じように「アサガオ」も、桔梗咲きや獅子咲き、あるいは斑の入った葉を持つものなど多種多様です。こういった特定の植物にこだわってコレクションしてみようというのが今回ご紹介するプランツコレクションです。
というわけで、まずは品種も多種で収集しやすいヘデラで楽しんでみましょう!

ヘデラについて再確認!

ヘデラ‘ゴールド・チャイルド’
* ヘデラ *
学名 :Hedera helix
別名 :セイヨウキヅタ アイビー
原産地 :欧州、西アジア、北アフリカ
科名 :ウコギ科
属名 :ヘデラ属(キヅタ属)
性状 :常緑蔓性低木
花言葉 :信頼、友情、永遠の愛
ヘデラは「アイビー」の名前で流通していることが多いのですが、ビギナーズレッスン【Vol.2お手軽植物で一鉢から始めよう!】でもご紹介したように、育てやすくインドアでもアウトドアでもOKの植物です。たくさんの品種が、ほぼ年間を通して店頭に並んでいます。葉形、色、斑の入り具合などから、好みのものをチョイスしましょう。

【ヘデラの管理方法】
耐陰性、耐寒性があり、日向~半日陰まで植栽が可能です。ただし、直射日光や極端な日陰では、ヘデラ本来の葉の美しさが損なわれてしまいます。
庭植えの場合は植え付けてから活着するまでと、特別に乾燥した日以外は水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料は特別必要とはしませんが、鉢植えの場合は春から秋にかけて二ヶ月に一回くらいの割り合いで緩効性肥料を与えるか、月に一回くらい液肥を与える程度で良いでしょう。
株を殖やしたい場合は、 挿し芽で殖やします。発根は容易で、切った茎を水につけておくだけでも根が出てきます。

なお、アイビーについては、長崎で400種ほどのアイビーを栽培・販売している「アイビー・ジャパン」のサイト【アイビーコレクション】が秀逸です。アイビーについての解説や栽培ポイントのほか、用途に応じた品種の紹介もしているので、これから苗を入手しようという方の品種選びにも役立ちますよ。

ヘデラをコレクション!

コレクションするなら、苗を購入するとき忘れずにチェックしたいのが品種名です。お店によってはポット苗に「アイビー」としか記載されていない場合もありますが、できればきちんと品種名の書かれたものを選びたいですね。
もし気に入って買ったものに品種ラベルがついていなかった場合は、ちょっと時間はかかりますが、前述のサイト【アイビーコレクション】にある「アイビー図鑑」の画像をもとに調べてみることもできます。

‘スザンヌ’ ‘ボブスコープ’
ラベル名は‘スザンヌ’ こちらは‘ボブスコープ’
でも、ラベルについている名前で調べてみたとき、似ても似つかない画像に出くわすこともあります。名前を転記し間違えたとか繁殖の際に違うラベルを付けてしまったなど、必ずしもラベル名が正しいとは限らないので、コレクターにとっては悩みの種となることもあるようです。また、突然変異によって次々と新種が増えていくヘデラに、情報が追いついていないこともあります。
とはいえ、家庭で楽しむコレクションですから、あまり厳格に考えず気楽に構えたいもの。品種名に執拗にこだわるよりも、「生き物」であることの方を忘れずにコレクションを楽しみましょう。
‘ニードルポイント’ ‘イヴァレイス’
地植えの‘ニードルポイント’ 同じく地植えの‘イヴァレイス’

* 関連リンク *
【アイビーコレクション】


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