ガーデニング・園芸/ガーデニングの始め方

Vol.2お手軽植物で一鉢から始めよう!

Vol.1では暮らしに合ったガーデニング、準備したい道具、そして「土」について学びました。Vol.2の今回は、いよいよ「はじめの一鉢」。ビギナー向けの植物やその選び方などついてご紹介します!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

前回ビギナーズレッスンVol.1では、自分の家ではどんなガーデニングができるのか、ガーデニングをはじめるにあたって準備したい道具、そして「土」について学びましたね。さあ今回は、いよいよ「はじめの一鉢」です!
※記事中にわからない用語が出てきたときは【ガーデニング用語辞典】へどうぞ

それって、いま植えて大丈夫?

花苗
店頭の花苗、いま家の庭に植えても大丈夫?
暦は二月、一年で最も寒い季節ではありますが、店頭には早くも春の花苗がズラリ?!黄色やピンクといった春色に誘惑されて、つい手が伸びてしまいそうになりますよね。でも、ここでちょっと深呼吸。いまそれを買って帰って、家で育てられますか?
パンジーやビオラといった寒さに強い花ならまだ良いのですが、この時期露地植えは困難な植物であっても店頭には促成栽培の開花苗が並ぶので、特に寒冷地にお住まいの方は注意が必要です。たいていのお店では、グリーンアドバイザーもしくは同等の知識を持った方がいるはずですから、よくわからないときはお店の担当者に聞いてみることをおすすめします。

寒いこの時期でも霜や降雪の心配をせずに気軽にチャレンジできるものとして、インドアガーデニングがあります。インドア、つまり室内で楽しむガーデニングです。これなら本格的な春を待たずとも、いますぐ始められますよね。ガイド記事【インドアガーデニングのヒント】では、一般的に親しまれている観葉植物から、サボテン、多肉植物、そしてお正月の名残で楽しむキッチンガーデニングの一例もご紹介しています。
また、ガイド記事【クリーンに楽しむ、インドアグリーン】では、土を使わないで植物を栽培する方法をご紹介していますので、こちらも参考にどうぞ。
もちろんお住まいの地域によって気象条件は違いますから、栽培条件さえ整えばインドア物に限らず「育てたい!」と思った植物にどんどん挑戦していただきたいですね。

はじめの一鉢、何にする?

ビギナー
ビギナーでも育てられる?
さてビギナー向きの植物を選ぶポイントとしては、日常の管理がラクであることが挙げられると思います。植物のライフサイクルを考えると、種から発芽⇒生育⇒開花⇒結実(⇒一年草の場合はその後枯死)を繰り返すわけですが、その間には切り戻しや整枝剪定を行ったり、摘蕾や摘花、摘果、そして繁殖のための採種あるいは株分けなど、やるべきことはたくさんあります。でも初めからそういったことを念頭に置いてしまうと、なんだか億劫になってしまいますよね。

ビギナーの方は、とりあえず「鉢土が乾いたら、お水をあげる」を忘れなければ枯れる心配は無い、そんな植物から初めてみましょう。もっとも、鉢土が乾いたかどうかは毎日チェックしなければいけませんから、それすらもちょっと不安……という方は、「毎日お水をあげなくても大丈夫」あるいは「週に1~2回の水やりで大丈夫」といった植物を選ぶ必要がありそうです。

それでは次項からは、いますぐ始められるビギナー向けの植物を具体的にご紹介しましょう>> 次ページへ
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