カモミールを種から育てる

カモミールの種
カモミールの種は非常に細かいが、こぼれ種でも芽を出す
カモミールは、秋のお彼岸あたり~10月がまき時です。発芽適温は15~20℃くらいで1~2週間で発芽します。秋蒔きのカモミールは、丈夫な苗に育ちます。発芽率も良いので、是非種まきからチャレンジしてみてください。

カモミールは種が非常に細かい(微細種子)ので、種まき用土を入れた育苗箱にばらまきします。薄く覆土をして、発芽まで半日陰で管理します。水やりの際に種を流さないよう、腰水で吸水させます。発芽後は日に当てて順次間引きしながら乾燥気味に管理し、本葉が5~6枚になったら株間を15~20センチあけて定植します。花壇などに直まきする場合は、日当たりと水はけの良い場所を選び、あらかじめ苦土石灰で土の酸度調整をしておきましょう。

秋蒔きカモミールの開花は、翌春になります。寒さには強い性質なので、庭植えの冬越しは株元をマルチングしてあげればOKです。

春に種を蒔く場合は、春彼岸~4月がまき時です。発芽適温を保てる場所で管理し、発芽後は日に当てて徒長を防ぎましょう。春まきは夏の暑さで弱ってしまうことがあるので、直射日光を避けたり、株元をマルチングして乾燥を防いであげると良いでしょう。

カモミールを苗から育てる

カモミール
カモミールは踏まれても丈夫に育つ
種を蒔きそびれてしまった方は、市販のポット苗から始めてみましょう。苗を購入する際は、一般の草花同様に徒長していたり葉が黄色く変色しているようなものは避けます。

植え場所は、日当たりと水はけの良い場所が適しています。苗を地植えにする場合は、植えつけ2週間前に苦土石灰で土の酸度調整しておき、その1週間後に堆肥と元肥として化成肥料をすきこんでおきます。

梅雨から夏に、株が蒸れてしまうことがあります。枝葉が密集していると、アブラムシなどの害虫も発生しやすくなります。梅雨前に適宜枝を間引いて、風通しを良くしてあげましょう。

庭植えの場合は、極端に乾かない限り特に水やりの必要はありません。鉢植えの場合は鉢土が乾いてからたっぷり与えますが、乾燥しすぎるのも嫌いますので、特に夏の直射日光や冬場の水切れに注意しましょう。

カモミールは肥料を好みますが、与えすぎるとアブラムシの発生が多くなったり、チッソ分の多い肥料の場合は葉ばかり茂って花がつかないことがあります。葉の色が薄くなってきたら、1000倍に薄めた液肥で追肥をしてあげると良いでしょう。ただし、盛夏は施肥を避けます。

カモミールの殖やし方

ローマンカモミール
ローマンカモミールは地面を這うように広がる
ジャーマンカモミールは一度植えると、こぼれ種で増えていきます。開花後の花を全て摘み取ってしまうと種ができませんから、翌年のために少し残しておくようにしましょう。

ローマンカモミールは、挿し芽で殖やすことができます。ほふくする性質があるので、タイムの取り木のように、枝を固定しておくだけでも根がつきますよ。

カモミールを収穫しよう!

ドライハーブ
カモミールの花を乾燥させてハーブティーに
カモミールの収穫は、晴れた日の午前中に行うのがよいでしょう。開花後に花の中央部分(黄色いところ)が盛り上がってきたら、順次一つずつ花を摘み取ります。摘み取った花は、風通しの良い場所で陰干しにして乾燥させます。一度に全て収穫できるものではないので、乾燥させた花は密閉ビンなどで保存しておきます。

利用法として最もポピュラーなのは、カモミールティーですね。寝る前に飲むと、気持ちが落ち着いてぐっすり眠ることができます。味はあまりクセがなく、ミルクティーにしたり、砂糖や蜂蜜を加えるとお子さんにも飲みやすいハーブティーになります。ただし、妊娠中の方はご使用を避けてください。

このほかハーブバスやポプリに利用したり、新鮮な花はエディブルフラワー(食べられる花)にもなります。サラダの彩りや、ケーキの飾り付けにもいいですね。甘い芳香に可愛らしい花も楽しめるカモミールを、あなたのお庭にもぜひどうぞ!

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