引越しの見積りで知らない単語が一杯出てきたらどうします?見積りを取る前に基本的な専門用語を勉強しておきましょう。今回は一番良く使われると思われる単語を中心に解説してみました。是非覚えて下さい。
●養生
建物の保護をする為に、搬出や搬入の際に壁や床などを保護材で覆う事を言います。業者によって使用する資材も違いますし、有料サービスのところも有ります。新築のマンションなどは、エレベーターや床などにこの「養生」をしないと搬入作業をさせてもらえない場合もありますので、事前に管理会社に問合せが必要です。また、床に大理石などを使っている高級マンションなどにも同様の場合がありますので、入居前に確認して下さい。
●横持ち
トラックを止められる場所から、玄関もしくはエレベーターホールまでの距離が長い場合に主に使われます。「横持ち20m」といった形で表現します。10m程度ならほとんど問題ありませんが、30m以上になると、通常より作業員の人数が増え、料金も高くなる場合があります。ひとり暮らしなどで電話のみの見積りだと、この横持ちの距離をあらかじめ話して置かないと追加料金がかかる場合が有りますので要注意です。家族の引越しでも、引越し先の立地条件をあらかじめ調べて、営業マンに詳しく相談することをおすすめします。
●吊り作業
大きな家具などが、階段が狭くて運べない場合に、窓やベランダから吊り上げる、吊り下ろす作業を言います。特大の家具で無い限り、ロープを使って手作業になりますが、ほとんどの業者で有料サービスのようです。大きな冷蔵庫や、黒檀などの重い素材の家具の場合は、ユニック車というクレーン付きのトラックを手配する場合もあります。ロープでの吊り作業と比べてクレーン車は料金も高いですので、事前に営業マンに立地条件などを見てもらって、見積りに入れてもらうようにしましょう。(引越し専門の業者はこのロープを常備しているはずですが、念のために事前に確認しておいた方が良いと思います。)
●ハンガーボックス
ハンガーケースともいいます。洋服タンスの中などにハンガーに掛かって吊るしてある衣類を、そのまま入れられるケースをいいます。縦長のケースの中に横棒がついていて、スーツやコートなどがしわになりづらくて便利です。新品で購入すると、4~5,000円くらいしますが、ほとんどの業者がレンタルで用意してくれます。無料のところも有りますので相談してみて下さい。
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