引っ越し先を選んでいると丁度その建物の1階と2階が空き部屋だった。2階の家賃は高めだけど、取りあえず2階をゲット! でもちょっと待って、本当に2階の方が1階よりも快適なのでしょうか?

上の階は騒音に悩まされないという思い込み?

引越し、アパート
1階?2階?う~ん、悩んでしまう
上階に住めば騒音問題から解放される、と安心していませんか? 集合住宅の2階に住むAさんはこう言います。「うちは夫婦2人暮らし。以前は1階に住んでいて、上階に住む子どもの足音などの騒音に悩まされ続けました。そこで引越しを決意し、上階に住み替えることにしたのです。でも住んでみると、決して2階が静かというわけではありませんでした。そう、下でドスンドスンと騒ぐ音が上階まで響いてくるのです。確かに1階の時より騒音に悩まされなくなりましたが、最上階に住むことに加え、住人の家族構成なんかもきちんと事前に調べれば良かったと反省しています。」

盗み聞きをしているような変な気持ち……

引越し、リラックス
床に寝転がってリラックスっと。あれ?下の音ってこんなに聞こえるものなの
下からの騒音に悩まされる人は多いようです。他にはこんな話も伺いました。全戸フローリング床である集合住宅の最上階に住むBさん。「うちは、リビングが狭いのでソファを置いていません。ですから床にそのまま横になって、くつろいでいるのですが……。そうすると、下階の人の話声が丸聞こえでびっくりすることがあります。横になる度、壁に耳をくっつけて隣りの音を聞いているような罪悪感に駆られてしまいます。

電気ドリルで天井に穴を?

とは言え、やはり上階からの騒音はトラブルの主な原因。先日こんな記事が新聞に掲載されていました。『上階の生活音がうるさいと抗議したものの改善されなかったことに腹を立て、電気ドリルで自室の天井を削ったり、バーベルで板をたたくなどの嫌がらせをした男に判決が……』。騒音問題については自分がいつも被害者側に立つとは限りません。自分が気をつけていても他人にとって不快な音をたててしまう可能性もあります。

「本当は下の階に住みたかったのです。」というCさんはご主人と、2歳と5歳になるお子さんとの4人家族。転居先は2階建て社宅の2階の部屋。「最近建った社宅なのでリビングは流行のフローリング。うちの子どもたちの足音が響かないか、とても心配でした。社宅なので特に気を遣ってはいたのですが……。

引越し、苦情
「うるさい」と怒鳴られても、相手は子どもだし……。
引越し早々、下の階のご家族から『ドタドタとうるさい』と苦情が寄せられてしまいました。その後も、子どもたちが廊下を走ったりすると、すぐさま下から棒でつつかれたりしました。子どもを厳しく注意してもどうしてもはしゃいでしまうので、結局引越すことに。もう上階はこりごり。子どもが小さいうちは、ずっと1階に住もうと心に決めています。騒音をぐっと我慢して下階に住むか、自分たちが騒音を出さないよう細心の注意を払って上階に住むか、という選択に迫られそうです。

住まいの専門家はこの様にコメントしています。「騒音に関して言うなら、確かにカーペットの方がフローリングよりも吸音性に優れていると言えます。ただ、それだけで判断するのは禁物です。物件選びの際には、床スラブ厚や床工法なども比較して検討する必要があります。」住居に関するトラブルの上位にあげられる騒音問題。物件選びの際にちょっと頭に入れてみてはいかがでしょう?

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