毎日のお助けレシピ/炊飯器で作るケーキ・おやつ・パン

お釜で、チーズカステラ&蜂蜜ホットケーキ

チーズ入りカステラと蜂蜜入りホットケーキを、炊飯器の高速炊きと普通炊きで、焼き比べて食べ比べたその結果は?!チーズの塩味が加わったカステラの、その味は?

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

毎日のお助けレシピガイド

カステラとホットケーキを炊き比べる

3種のチーズカステラ
カステラにチーズのほど良い塩加減が加わって、いっそう美味しくなりました。
前回は、スポンジケーキを、炊飯器の普通炊きと高速炊きで作り比べました。 今回は、チーズカステラと蜂蜜ホットケーキを、作り比べて食べ比べしてみました。

使った2台の炊飯器は、米の炊飯時間がかなり違うのですが、高速でカステラを炊いて、スイッチが切れるまでの時間は、ほぼ同じ(加熱時間31分~35分)でした。全てのメーカーの炊飯器の高速コース(或いは早炊きコース)で、ケーキが焼けるかどうかは試してみないと分かりません。興味がある方は、お手持ちの炊飯器で、一度お試しください。

チーズカステラの作り方

所要時間:炊く時間を除いて20分

材料

【五合炊き炊飯器用】

薄力粉 100g
粉チーズ  大さじ2(15g)
 3コ(正味175g)
砂糖 100g
ハチミツ 大さじ1(22g)
牛乳  大さじ2
ウイスキー 小さじ1
プロセスチーズ 20g
内釜用サラダ油 少々

手順

粉をふるう
1:  薄力粉を2回ふるい、粉チーズを混ぜておく。内釜にサラダ油を薄くぬっておく。 プロセスチーズは5ミリ角に切る。


ハチミツ、牛乳、洋酒をチン
2: ハチミツ、牛乳、ウイスキーをあわせて、電子レンジ(600W)で30秒ほど温めて混ぜておく。


卵をあわ立てる
3: 卵と砂糖をボウルに取り、50℃~60℃の湯煎にかけて、あわ立てる。


ハチミツ液を加える
4: 卵液が人肌に温まったら湯煎を外し、温かいハチミツ液(2.)を加えて更にあわ立てる。  


文字がかけるくらい
5: 上から落とした生地で書いた文字が消えないくらい、しっかりあわ立てる。

※ワンポイント (4と5の工程をあわせて、ハンドミキサーで5~6分くらい。)  


粉を混ぜる
6: 粉を広げて入れ、ゴムベラで、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

※ワンポイント (ゴムベラで底をすくい、切るように、練らないように、でも粉が残らないよう、スポンジよりややしっかりめに混ぜる。) 


釜に流しいれて高速炊きで炊く
7: 内釜に流しいれ、プロセスチーズを散らす。内釜を1~2cm持ち上げ、布巾の上にトントンと3~4回落として余分な泡を切り、高速炊き(或いは早炊き)で炊く。


スイッチが切れたら内釜を出す
8: スイッチが切れたら、すぐに炊飯器から内釜を取り出す。  


カステラを取り出す
9: 内釜を逆さにして網の上にカステラを取り出す。  


ラップで包む
10: 熱いうちにラップで包んで、そのまま冷ます。

※ワンポイント (蒸気をカステラに閉じ込めてしっとり仕上げるため。)  


チーズカステラ

チーズカステラ
チーズの塩味が効いてるカステラ


※ひとこと
今回、炊飯器の普通炊飯と高速炊飯で焼き比べてみました。
使用したのは、白米3合の普通炊飯の所要時間が47分の炊飯器 SANYO IHジャー炊飯器 1.0L(5.5合)です。
チーズケーキは、この炊飯器の高速炊飯で33分でスイッチが切れました。普通炊飯では45分かかりました。仕上がりの違いは次に記します。

さらに、白米3合の普通炊飯が32分かかる炊飯器三洋の圧力IHジャー炊飯器 5.5合炊きの高速炊飯で焼いた場合は、31分でスイッチが切れました。

※「普通炊き」「高速炊き」「強力粉&高速炊き」3つのチーズカステラの仕上がりの違いをご覧ください。


チーズカステラ焼き比べて食べ比べ

1.普通炊きで焼いたチーズカステラ

説明
白米3合が普通炊きで47分かかる炊飯器で、45分で焼けた(スイッチが切れた)カステラ。


炊き上がり取り出し
左の炊き上がりの写真が示すように、少々炊き過ぎの感じ。

2.高速コースで焼いたチーズカステラ

高速チーズカステラ
1と同じ炊飯器の高速コースで、33分でスイッチが切れたチーズカステラ。高速コースの方が綺麗に焼き上がった。このケーキに加熱時間は45分も必要ないので、高速や早炊きの方が向いてると言えそう。



炊き上がり取り出し
加熱時間が適切な感じの炊き上がり画像。

3.強力粉を使い、高速コースで焼いたチーズカステラ

説明
白米3合が普通炊飯で32分かかる炊飯器の高速コースで、31分で焼けた強力粉チーズカステラ。薄力粉カステラはふわふわ軽く、強力粉カステラの方は弾力があり、冷めても沈みが少ないので形が綺麗。市販のカステラに近い仕上がり。


炊き上がりとりだし
キメ細かい生地。ふわふわし過ぎず、もっちりした弾力があるチーズ入り強力粉カステラ。

※ひとこと
今回のカステラと前回のスポンジを作り比べた結果から言えば、スポンジやカステラなどのように、卵をあわ立てて作る生地の場合は高速炊きや早炊きコースの方が向いてると言えそうです。ベーキングパウダーで膨らますケーキの場合は次のページに記します。

今回使用した炊飯器2台は、普通炊きの時間にはかなり差があるのに、高速にするとほぼ同じ時間でスイッチが切れ、しっかり焼けました。全ての炊飯器がそうなのかどうかは分かりませんので、一度お手持ちの炊飯器で試してみてください。

炊飯器でハチミツホットケーキの作り方

所要時間:作業5分 焼き時間35分

材料

【五合炊き炊飯器用】

薄力粉 200g
ベーキングパウダー  小さじ2
砂糖 70g
2つまみ
 1コ
ハチミツ 大さじ1
牛乳  100~110cc
内釜用サラダ油  少々

手順

粉類を混ぜる
1:  小麦粉とベーキングパウダーをボウルに取り、泡だて器でかきまぜ、次に砂糖と塩を加えて混ぜる。

2: ハチミツ、卵、牛乳を加えて混ぜる

※ワンポイント (初めから最後まで泡だて器使用。)


高速コースで炊く
3: 内釜をサラダ油をつけたペーパーで拭いて、生地を流しいれ、高速炊き(早炊き)で炊く。


取り出す
4: スイッチが切れたら網の上に取り出す。


ハチミツホットケーキ

説明
白米3合が普通炊きで47分かかる炊飯器の高速コースで、35分で焼けた(スイッチが切れた)ハチミツホットケーキ。普通炊きで焼いたものより、皮(茶色の部分)がパリッと焼き上がります。キメが少々粗くなるような気がしないでもないのですが、時間経過とともに同じ質感に落ち着きます。

 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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