一人暮らしの方が家を空ける時は準備が大切! 防犯対策・掃除など
夏がやってきました。夏休みを使っての旅行や帰省など、一人暮らしの方が長く家を空けることの多い季節。旅先に思いを馳せながら荷造りをするのは楽しいことですが、防犯対策やお部屋の掃除など、帰ってきてからガッカリすることのないよう準備をすることも大切です。これは以前私の友人から聞いた話なのですが、締めきりでは部屋の中が蒸すからと、高いところにある小窓を少しだけ開けて帰省したんだとか。数日後帰ってきたら、すべての家電が部屋の中から見事になくなっていたそう……。そんな彼女の二の舞にならないよう、出発前にはもう一度、お部屋の中を振り返り、注意すべきポイントの最終確認をしてから出かけましょう。
【INDEX】
- 水周りの掃除を念入りに
- 冷蔵庫の中は、できるだけ空っぽに
- 植物の水やりは一工夫
- すべてのドア・窓のカギは締める
- 新聞・郵便物をとめる
- 留守電は旅先からも確認を
- 玄関の電気はつけっぱなしに
- 必要のない電源は抜いておく
- 長期間ならガス・水道の元栓も締める
- 行先は家族に必ず伝える
暑い季節はニオイやカビに要注意! 掃除・衛生編
■出発前には水周りの掃除を念入りに 蒸し暑い日本の夏、水周りを不衛生にしたまま出かけてしまうと、たった一日でも悪臭やカビ、害虫に悩まされることがあります。長期留守なら、なおさら。食べ物などの汚れは落とし、水気もしっかりと拭っておきます。回収日などの都合でゴミを捨てられないときは、冷凍庫で凍らせておくとニオイもせず、腐る心配もありません。■冷蔵庫の中は、できるだけ空っぽに
食中毒も心配な季節、生ものを残しておくと、いくら冷蔵庫の中とはいえ、衛生的に心配です。出発の一週間前くらいから計画だてて、冷蔵庫の中身が空っぽになるように食べつくしてしまいましょう。
■植物の水やりは一工夫 部屋で植物を育てているときは、乾燥で枯らしてしまうことのないよう、水やりの工夫をしていきましょう。数日であれば、大きな発泡スチロールなどの箱に水を張って、鉢を並べ、お風呂場などに置いておけば大丈夫です。また、ペットボトルを利用した簡易給水グッズなどもありますので、利用するのもおすすめです。一週間以上でも対応できる自動給水のマシンもありますが、やや高額。預かってもらえる家族や友人に頼むことを考えてみては。
次は、泥棒などの侵入者や不審者に対する防犯、また留守中に火事などを起こさない防災のための対策をご紹介します。
帰省や旅行の留守中に狙われない! 防犯・防災編
■すべてのドア・窓のカギは締める 暑い夏は、長期間家を空けると、帰宅したとき、部屋の中にむっとした嫌な空気が充満していることがあります。これを避けたいがために「こんな小さな窓ならいいだろう」と開けっぱなしにしてでかけてしまう人がいますが、絶対にやめて。どんな小さな窓でも泥棒は侵入してくると思っておいた方がいいでしょう。■新聞・郵便物をとめる
ポストにたくさんの新聞や郵便物が入ったままになっているのは「留守です」と主張しているようなものです。2、3日以内の留守なら郵便物までとめる必要はないかもしれませんが、新聞は一日でも朝刊・夕刊が入れば満杯になってしまいますので、必ず販売所に連絡をしましょう。郵便物も郵便局で保管してもらうことができますが、手続が必要です。
■留守電は旅先からも確認を 留守電は、部屋を空けていることがわかるようなメッセージにしないことはもちろんですが、できれば留守にしている間も時々確認しておきましょう。泥棒が留守かどうかを調べるために、電話を使う手口もあるようです。不審な電話が何度もかかってきている場合は、管理会社や大家さんに連絡をして部屋の様子を見てもらうのも手です。
■玄関の電気はつけっぱなしに
部屋の電気がすべて消えているのも留守かどうかの判断に使われてしまいます。電気代がモッタイナイと思うかもしれませんが、玄関の電気をつけっぱなしにしておくことをおすすめします。時間になったら自動的に点灯するタイマーライトをセットしておくと、より安心です。念を入れて、ラジオをかけっぱなしにしていくという人もいますが、一人暮らしの場合、隣室から不審に思われることもありますのでご注意を。
■必要のない電源は抜いておく ずっとつけっぱなしにしておかなくてはいけない冷蔵庫などを除いて、できる限り必要のない電源はコードから抜いておきましょう。節電になるのと同時に、火災や雷からの被害などを防ぐことができます。
■長期間ならガス・水道の元栓も締めて
一週間程度の旅行であれば必要はありませんが、留守にするのが長期にわたる場合はガスや水道の元栓を締めていきましょう。
■行先は家族に必ず伝えて
「一人暮らしなんだから、誰とどこへ行こうが勝手でしょ」なんてことはありません。自分だけでなく、家族が何らかの事故に遭った場合、すぐに連絡が取れず心配をかけてしまうのは大人として失格。誰とどこへ行くのか、宿泊先などは離れて暮らしていても、必ず家族に伝えましょう。また、賃貸住宅を長期で空ける場合、管理会社や大家さんに連絡する義務があります。賃貸契約書に記載されていますので、確認しておきましょう。
旅行から帰ってきて、疲れた体をゆっくりと休めようと思ったのに、「部屋が悪臭……」「泥棒に入られた!」なんてことになっては、楽しい思い出も台無しです。帰ったあとも気持ちよく過ごせるよう対策をしっかりしておきましょう。関連サイトでは、さらに本格的な対策など、役立つ情報を紹介しています。あわせてご覧ください。
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