第6位 湿気やカビは目に見えないからこそ、よーく見る
カビや湿気はすぐに目の届く範囲だけでなく、洗面台の下の棚の中など見えないところに潜んでいます。開けられるスペースはすべて一度開けて確認です。 |
● 部屋の湿気。(ああ・男性・一人暮らし暦8年)
● 風通りが悪く、湿気と室温が異常に高い。(ハチ・男性・一人暮らし暦8年)
● 以前住んでいたアパートの部屋は1階で、裏に簡単な庭があったのですが、日当たりが悪いわりに草は繁茂して、非常にじめじめとした嫌な空間でした。(さくら・男性・一人暮らし暦10年)
湿気やカビは一見しただけでは気がつきにくいものですが、見えにくいものだからこそ、しっかりと確認しておきたいところ。放っておくと見た目やニオイはもちろんですが、アレルギーなどの健康に被害が及ぶことがあります。また、カビの発生を知りながらも放置していた場合、その修復の費用を負担しなければならないこともあります。
下見をするときには風呂場やトイレ、キッチンなどの水周りだけでなく、棚や押し入れ、クローゼットもしっかり開け、手で触り、ニオイや湿り具合を確かめましょう。また、窓をすべて開けたり、換気扇を回したりして、通気性も確かめておくと安心です。
なお、新しい鉄筋コンクリートの物件は湿気が多くなりやすいです。コンクリートの中の水分は年数をかけて蒸発するため、それが結露として部屋の中に発生します。よく換気をしたり、まめに湿気をぬぐうなどの手入れを心がける必要があります。
その他にも、こんな回答がありました!
前に住んでいた人の使い方が悪いと、エアコンなどはニオイがしたり、動作が悪かったりすることもあります。できれば一度動かしてもらいましょう。 |
● エアコンが臭かった。年季が入っていたのと、日当たりが悪くてカビが生えていたらしい。(mayu・女性・一人暮らし暦3年)
→ 下見のときにエアコンは一度動かしてもらいましょう。きちんと稼動するかどうか、また音やニオイも必ずチェック。
● キッチンが電気コンロだったこと。(りょう・男性・一人暮らし暦10年)
● 流しの奥に電気コンロがあり、まな板を置くスペースがなくて、使い勝手が非常に悪かった。(あきら・男性・一人暮らし暦7年)
→ 自炊をするつもりなら、キッチンのコンロはガスコンロかIHクッキングヒーターを選びたいもの。電気コンロは火力が弱く、逆に電源を切っても今度はなかなか温度が下がらず、うっかり火傷の心配もあります。また、最低でもまな板を置ける程度の調理スペースがないと、使いにくいでしょう。
● 収納スペースについては、毎回「もっと大きな所にしておけば…」と後悔しています。(ゆう・男性・一人暮らし暦17年)
→ 生活してみてから不満となることが多い収納。一人暮らしの部屋は思ったより狭いので、収納家具を置くスペースはあまり取れないことも。荷物が多いと思う人は収納を重視して部屋探しをすることをおすすめします。
● カーペットの部屋。その上にホットカーペットを敷いて使っていたら、電熱線に沿って焦げていました。(カトちゃん・女性・一人暮らし暦8年)
→ 数は少ないですが、敷きこみのカーペットの部屋もあります。カーペットが不燃素材でない場合、ホットカーペットを敷くと焦げたり、場合によっては火事の危険もありますので要注意。また、こまめに掃除をしないとダニが発生しやすく、元の住人が不衛生な状態にしてしまった場合、それを完全に除去するのは難しいです。アレルギー症状があるような人は、カーペットの部屋は選ばない方が無難でしょう。
部屋探しをするときのチェックポイントとして一般的に挙げられることは多くありますが、一人暮らしを経験した人に聞いてみると、実際に生活したからこそわかる「なるほど!」という意見が多く集まりました。
次回はいよいよ第1位から5位までを発表します。これから部屋探しをする人は必見。どうぞお楽しみに。
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