一人暮らし/一人暮らしの食材使い切り術

野菜の保存方法・選び方、長く美味しく食べる基礎知識(3ページ目)

野菜は選び方や保存法によっては、どれだけ日持ちするかは変わります。たくさん入った一袋、まるごと一個を買った方が安いけれど、一人暮らしでは食べきれずに困ることも。特に夏は傷みやすいので、注意が必要です。そんな野菜を最後まで美味しく食べきる選び方と保存法を紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

冷蔵庫に入れてはいけないものもある

じゃがいもと玉ねぎ
寒さが苦手なじゃがいもと玉ねぎは冷蔵庫に入れる必要はありません。野菜に適した温度で保存を。
多くの野菜は温度が低い方が成長しにくく、鮮度が保たれやすいですが、なんでも冷蔵庫に入れればいいというわけではありません。根菜などは寒いところが苦手です。

また、冷蔵庫の野菜室は一般的に、冷蔵室よりもやや温度が高めに設定されています。メーカーや機種によって異なりますが、冷蔵室は3~5℃、野菜室は5~7℃となっており、野菜を保存するのに適した湿度が維持できるような工夫もされています。

ただし、一人暮らし向けの小型冷蔵庫の場合、野菜室がついていないこともあります。冷蔵室で野菜を保存すると、乾燥や低すぎる温度のために野菜の傷みが早くなる傾向があります。できるだけ早く食べきるよう心がけるようにしましょう。なお、冬場はあえて野菜を冷蔵庫に入れず、ベランダや玄関などの涼しい場所で新聞紙に包んで保存した方が野菜にとって適温となり、長持ちすることもあります。

食べきれないときは一手間かけて冷凍保存

冷凍保存
食べきれない分は、できるだけ早く下処理をして冷凍保存を。次に食べるときもラクチンです。
野菜に合わせた保存方法を守ったとしても、時間の経過とともに少しずつ鮮度が落ちてくるのは避けられないことです。自炊ができずに野菜を悪くさせてしまいそうなときは、できるだけ早いうちに冷凍保存をしてしまうことをおすすめします。

野菜の冷凍保存の方法は、『葉野菜・根菜・キノコ類の冷凍保存』『実野菜(果菜)・香味野菜の冷凍保存』『生のままが新常識!野菜の冷凍保存法・葉物編』『キュウリやナスは冷凍できる?実野菜の冷凍大実験』を参考にしてください。

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一人暮らしではきちんと自炊をしていても、野菜を食べきることが難しいことがあります。仕事などで忙しく、毎日料理できないなら、なおさら。

でも、せっかく買ったものを食べずに悪くしてしまうのはモッタイナイ。野菜を見る目を持つこと、そして、面倒でもほんのちょっと手間をかけてていねいに保存してあげること。そのふたつを心がけると、かなり無駄がなくなくなりますよ。

【関連サイト】
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