見ず知らずの人から被害に遭うこともある
交際相手や配偶者からの被害が最も多いストーカー。あなたのお相手は大丈夫ですか。 |
交際相手によるストーキングは、気持ちの行き過ぎや振られたことによる腹いせなど、恋愛感情のもつれが主な原因。好きになってしまった人がストーカーになりやすいかどうかを恋に落ちた直後に見抜くのはとても難しいことですが、こういった傾向を持つ人は最初から予兆があることも多いようです。(参考ガイド記事:All About[防犯]恋心に忍び寄るストーカーを防ぐ)
また、面識のない相手というのは、「毎日駅で見かけるから」「たまたますれ違って気に入ったから」、中には「列に横入りされて腹が立ったから」といった、被害者には予見しにくいケースで、主に都市部で割合が高いようです。(参考ガイド記事:All About[防犯]都市型ストーカーとは?)
恋人や知人など相手や理由がわかっていれば、警察などにも相談しやすく、対策も取りやすいですが、それらがわからない状態では手が打ちにくくなります。では、日頃の生活ではどのようなことに注意したらいいのでしょうか。
ストーカー被害に遭わないために
夜道を携帯電話で話しながら帰るのは、注意力が散漫になるので、とても危険です。 |
● 帰り道は周囲に気を配りつつ、家まで真っ直ぐ
面識のない相手によるストーカーの場合、どこで目をつけられるかはわかりません。特に夜遅いときはコンビニなどにはできるだけ立ち寄らず、真っ直ぐ家に帰りましょう。
また、たとえ遠回りであっても人気や灯りのある通りを歩き、周囲、特に後ろには注意を払うようにしましょう。手には携帯電話を持って、すぐにかけられる状態にしておくといいです。ただし、電話をかけながら歩くというのは注意力が散漫になるので×。
もし誰かにつけられているような気配があったときは、恐いからといって、そのまま家に逃げ帰ってはむしろ危険です。部屋の場所を特定されてしまいます。一度駅や近くのお店などに戻るか、面倒でもタクシーなどをつかまえて巻いてしまいましょう。
● 個人情報がわかるゴミはシュレッダーにかけて
公共料金の明細や郵便物などから、名前や住所、電話番号が知られてしまうことがあります。捨てるときはシュレッダーにかけるか、小さく刻んで、他のゴミと一緒に混ぜて。また、ポストから郵便物を抜き取られることもありますので、まめに確認をするようにしましょう。
● 狭い密室になるエレベーターは要注意
マンションでエレベーターに乗るとき、ご近所で顔をよく見知っている人ならいいですが、見ず知らずの男性と一緒になるような場合、面倒でも一本遅らせるほうが賢明です。防犯カメラなどがついていたとしても、狭い空間の中で何が起こるかわかりませんし、自分の部屋の階数を知られてしまうこともあります。
もし急に乗ってこられてしまった場合は、非常ボタンの前に立ち、何かあったときにすぐに押せるようにしておきましょう。
次のページでは、万が一ストーカーの被害に遭ってしまったらどうするべきかをお届けします。>>次のページへ