お中元の送り状・お礼状
お中元の送り状・お礼状
今回は「お中元」の送り状・お礼状をまとめてみましたのでご参考までに!
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贈る前に再確認!お中元マナー
贈り物をするマナーとして大事なことは、品物を送ったままにしないこと。親しい友人ならメールや電話・FAXでもよいかもしれませんが、やはり手紙やハガキで送ったことを伝える心遣いが大切。目上の方の対してはなおさらです。日ごろお世話になった感謝の気持ちやどのような理由で贈るのかを相手に伝わるように書くことがポイント。
贈り主の心づかいを相手に感じていただくと、その後の人間関係がよりいっそうよい方向へと繋がるきっかけにもなりますよね。挨拶状は、品物よりも2~3日ぐらい早く相手に届くように出すようにします。
お中元の送り状……書き方
感謝の気持ちを込めて相手に伝えられますか?。
親しい知人や友人、家族への送り状は、形式にとらわれずに、感謝の気持ちや贈り物を選んだ理由など、素直な気持ちをこめてメッセージを添えるようにした方が、親しみを感じさせられます。
point2
ビジネス上の関係や目上の方に出すと親しい人に出す送り状では、書き方や文面も変わります。この場合は、前文、末文など定型的な手紙の書き方に添って書くのが一般的。
point3
お中元は、本来ならば品物を持参して挨拶をします。ですから手紙を送る場合は、必ず時候の挨拶を書くようにします。それから感謝の気持ちを述べて本文に入るのが基本。また手紙の文末には、健康を祈ることばで結びます。
送り状の例文
<本人から会社の上司へ>拝啓 猛暑のみぎり、○○課長にはご健勝にてご活躍の趣、心からお喜び申し上げます。
日頃は、公私にわたりいつも温かいご指導ご配慮をいただき、心から感謝しております。
ささやかですが、お中元のしるしをお贈りしました。どうぞお納め下さい。
今後ともよろしくお導きのほど、心からお願い申し上げます。敬具 令和○年○月○日
<妻から会社の上司へ>
拝啓 いよいよ暑さも本格的になってまいりました。
日頃は主人が公私にわたりお世話になっておりまして、心からお礼申し上げます。
本日は心ばかりの品をお送りいたしましたので、
ご家族の皆様でお召し上がりいただければ幸いに存じます。
ますますのご健康をお祈り申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。かしこ 令和○年○月○日
<妻から義理の両親へ>
拝啓 梅雨明けとともに暑さも本格的になりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
子どもたちは、夏休みを間近にひかえ、おじいちゃんとおばあちゃんに会えるのを楽しみにしております。
お盆には、みんなでお邪魔するつもりでいますので、どうぞよろしくお願いします。
お義父様のお好きなメロンを別便でお送りしましたので、よく冷やしてお召し上がり下さい。
向暑のみぎり、どうかお体をお大事に。かしこ 令和○年○月○日
■豆知識
ハガキと手紙の使い分け
一般的にはハガキは略式。気軽に書ける反面、内容を他人の目に触れる可能性があることを心得ておかなければいけません。内容を見られたくないものや目上の方などあらたまった内容のものは、手紙をおすすめします。
もらいっぱなしにしていませんか?お礼状の書き方を次でご紹介します。
お中元が届いたら、もらいっぱなしにしていませんか? まずは、きちんとお礼状を出すのがマナー。相手の方に無事品物が着いたことをお知らせする意味でも大切なことなのです。電話でお礼をすませてしまう場合も多いようですが、たとえハガキでもいいのです。相手の好意に感謝する気持ちを込めて、お礼状を出すことで、相手との人間関係もよりスムーズに行くようになるかもしれません。
お中元のお礼状……書き方
届いた日から2~3日までにお礼のお返事をしましょう。 |
・まず書き出しは、季節のご挨拶。1文字必ず下げましょう。
・相手の近況を尋ねましょう。
・品物を頂いたことに対してのお礼を伝えます。
・日頃お世話になっているお礼を伝えましょう。
・親しい相手ならさりげなく、こちらの近況も報告します。
反対にあまり親しくない場合は近況には触れない方がよい場合もあります。
・相手の家族に対する心遣いを入れてみましょう。
・結びの挨拶で、しめくくりをきちんとまとめましょう。
本文の内容を受けて文章全体をしめくくる重要な役割を持っています。
お礼状の例文
知人へ今年は梅雨が長引いているようですが、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
このたびはお中元ののご挨拶ならびに結構なお品を頂戴いたしまして、本当にありがとうございました。
普段何も行き届きませんのに、いつもお心にかけていただき、恐縮しております。
いただきました名産のお菓子をさっそく家中で賞味いたしております。
暑さも本格的になってまいりますが、どうかお体を大切になさって下さいますように。
まずは、お礼まで。 かしこ 令和○年○月○日
妻から義理の両親へ
連日暑い日が続きますが、お父様、お母様、お元気でお過ごしでしょうか。
先日はお中元を贈っていただき、ありがとうございました。
果汁100%のフレッシュなジュースの味わいに子どもたちはとても喜んでおります。
ジュースを飲む子どもたちの姿を撮った写真を同封しますね。
とってもいい笑顔で写っていますでしょう?また我が家に遊びにいらして下さい。
まだまだ暑さは厳しいですが、くれぐれもお身体を大切にして下さい。
かしこ 令和○年○月○日
妻→会社の上司へ
拝啓 いよいよ真夏らしくなってまいりました。
このたびはお中元をお届け頂き心から厚くお礼申し上げます。
日頃から何かとお世話になっておりますのに、
このようなご配慮いただき、恐縮しております。
さっそく、贈っていただきました地ビールを賞味させていただきましたが、
のどごしさわやかな味わいは、 何とも言えず、1日の疲れも吹き飛びます。
主人は地ビールに目がないので、とても喜んでおりました。
あらためてお礼申し上げます。未熟な私どもでございますが、
今後ともよろしくご指導くださるようお願い申し上げます。
夫の言葉でかわりにお礼状を出す場合は、夫の名前の左横に「代」と書くようにします。妻の言葉で書くなら「内」と書きます。 |
<豆知識>
お礼状のいらない場合
■香典返し
香典返しにお礼状は不要です。二度とあってはならぬことに礼状を出すのは不吉・失礼という考えから、受け取る側では礼状は出しません。
■お詫び お見舞い返し
お詫びの品物や御見舞い返しが届いたらそのままにせず、相手との関係によっては、届いたことを電話やハガキで伝えましょう。
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