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結婚式・通夜・葬儀のNGマナー集(1)(3ページ目)

大人には大人のルールがあることをわきまえて、正しいマナーの知識を身につけましょう。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

悲しい出来事

同僚5人で一つの香典袋を持参し、葬儀には私が代表して参列。会葬礼状は、自分の分だけ持って帰ったけど・・・。

5人分もらって帰りましょう。あとでひとりひとりに渡してあげればいいのです。会葬礼状は香典をいただいた方へのお礼状。参列しなくても受け取っていいのです。

※会葬礼状とは、喪主が参列者に直接あいさつができないので、書面にして渡すもの。礼状には、清めの塩や会葬御礼品(ハンカチなど)が入っています。(宗派によって、清めの塩はない場合も)

香典を贈る


お通夜の会場で、数珠を忘れたことに気がつきました。あわてて友人に数珠を借りて、その場をしのいだけれど・・・。

お焼香のときは数珠なしでOK!心を込めて丁寧に手をあわせれば、十分気持ちが伝わるはず。仏教徒の人なら宗派に合わせた数珠を持つのがマナーですが、仏教以外を信仰する人は、数珠をもっていなくて当然。数珠を忘れてもわざわざ借りてまでお参りしなくても大丈夫です。

数珠について


恩師の突然の訃報。「供花・供物はご辞退させていただきます」と聞き、手ぶらで葬儀の場所へ出かけたら・・・。

「供物・供花ご辞退」は香典はOK!手ぶらではNG!「供物・供花ご辞退」は「供物・供花は受け取りません」と言うことですので供物・供花は贈りませんが、香典を持参します。ちなみに「ご厚志ご辞退」は「香典も供物・供花も受け取りません」と言うことなので、この違いをよく理解しておくこと。一番よいのは、お香典だけは用意して、会場の受付の様子を見て決めるのが得策。

通夜に参列する


キリスト教式の葬儀に初めて参列。弔意をこめて、「お悔やみ申し上げます」と遺族の方に声をかけたら・・・。

危険です!お悔やみの言葉はどの宗教でも同じだと思っていると恥をかくことに。キリスト教では、人の死は終わりでなく神の元に召されることと考え、葬儀は神に対する感謝、故人を懐かしむ儀式。「安らかなお眠りを・・・」という言い方が一般的。

神式・キリスト教のお参りの仕方


暑い夏の告別式。足元はつま先の見えるサンダル式の黒い靴。金具もないので、参列しても大丈夫に違いない・・・。

サンダル式はマナー違反!たとえ黒で金具の無いシンプルな靴の形であっても、故人や遺族に敬意を表す意味で避けるべき。服装も半袖のワンピースで大丈夫ですが、できれば五分袖か七分袖ぐらいに。もちろん透けた素材やノースリーブなど肌を露出する服装はNG!

葬儀・告別式に参列する


いかがでした? 今さら人に聞くに聞けない冠婚葬祭でやってはいけないことを再確認していただけたでしょうか? 大人には大人のルールがあることをわきまえて、正しいマナーの知識を身につけていただけたら嬉しいです。

<関連記事>
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・披露宴会場でのマナー(開宴編) ・通夜に参列する
・披露宴お呼ばれの装い(女性編) ・香典を贈る
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