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日常の贈答(3ページ目)

普段の暮らしの中でも贈答を交わす機会は多くあります。おつきあい上のことや地域や町内会などの行事での差し入れなど。そんな日常の贈答に関して解説します。

執筆者:中山 隆司

「寸志」「粗品」はどのような時に使う

寸志は、「わずかですが」「こころばかり」などの意味があります。目下の人に手伝いを頼んだ時などに感謝やねぎらいの気持ちをこめて渡す金品に用います。基本的には目上の方には使用しません。目上の方の場合は「御礼」とします。


粗品は、「粗末なもの」という謙遜、またはへりくだる時の気持ちで用いるものですので、お礼やあいさつがわりの品物などに使用します。また、季節のおりおりのご挨拶には「御挨拶」「松の葉」などを用います。

表書きの例

<目上の人への贈答>
表書き「拝呈」「謹呈」「謝礼」「謹謝」

<一般の贈答>

表書き
「御挨拶」…ご無沙汰した人へのお伺い
「松の葉」…ちょっとしたお礼に
「お礼 」…冠婚葬祭全般。
「御祝儀」…お世話になった人へ
「お土産」…地方の名産物などを持参する場合
「粗品 」…挨拶、御礼がわりの品に、高価な品には使用しない
「寸志 」…軽少な御礼、心づけに。目上には使用しない。

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