小動物/鳥類の飼い方

ほうれん草を鳥に与えてはいけないの?

「あくが強いのでほうれんそうを鳥に与えてはいけない」と言いますが、本当なのでしょうか。本当ならば、ほうれんそうの何がいけないのでしょうか。私たちは食べてても平気なの? などの疑問にお答えいたします!ぜひ参考にしてみてください。

執筆者:村田 亜衣

ほうれん草を鳥に与えてはいけないのか

ほうれん草を鳥に与えてはいけないのか

ほうれん草を鳥に与えてはいけないのか

「あくの強いほうれんそうは鳥にあたえてはいけない」と言われています。ペットショップなどでこう教わった人もいるのではないでしょうか。

ほうれんそうの「あく」は、シュウ酸という栄養素なのですが、このシュウ酸は、カルシウムと結合して化合物を作るので、シュウ酸を多く接種してしまうとカルシウムの吸収を妨げてしまいます。また、シュウ酸は、結石を作る成分としても知られています(シュウ酸カルシウム)。これらの理由から、シュウ酸を多く含むほうれんそうは鳥やほかの動物に与えてはいけないと言われています。

でも、ほうれんそうって私たちは普通に食べてますよね。鉄分を多く含む食材ですので、貧血気味の方などはよく食べる食材ではないかと思います。ほうれんそうを食べることで、私たちには影響はないのでしょうか? また、私たちが平気で鳥や動物たちに問題があるなんてこともあるのでしょうか?

私たちがほうれんそうを食べるとき、たいてい茹でてあくを抜いてから食べています(最近は、生で食べるように作られた「サラダほうれんそう」というのもあります。「サラダほうれんそう」は、生食用にシュウ酸含有量が少なくなっています)。ですので、カルシウムの吸収を妨げるほど大量に食べない限りは、問題はありません。

また、多くカルシウムを摂取することでシュウ酸の摂り過ぎは解消できますので、カルシウムを多く摂ることで問題を起こさないようにすることもできます。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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