マカオ/マカオ基本情報

マカオ旅行の基本情報(3ページ目)

ここ数年、年間3000万人を越える観光客が訪れる人気観光として注目を浴びるマカオ。歴史の教科書にも登場するなど日本人にとって地名自体は馴染みの深いマカオですが、実際にどこにあって、どんな場所なのかはあまり知られていない現状があります。まず、基本的なところからマカオを知っていきましょう。

執筆者:勝部 悠人

マカオの気候

温暖な気候のマカオでは南国の植物も楽しめる

温暖な気候のマカオでは南国の植物も楽しめます

マカオの気温は年間平均気温が23.1度(2006年統計)。亜熱帯気候のため、高温多湿な地域です。季節としては夏が長く、春と夏、夏と秋の季節の境は曖昧で、春先からぐんぐん気温が上がり、秋も残暑が厳しいです。イメージとしては、春(3~4月)、夏(5~9月)、秋(10~11月)、冬(12~2月)といった感じ。冬はたいへん短く、1月下旬~2月初旬が一番寒い時期といわれます。

注意しておきたいのが、マカオの空調(冷房)事情。レストラン、カジノ、ショッピングモールをはじめ、バスやフェリーといった屋内のパブリックスペースはたいていエアコンが効きすぎています。特に夏場は薄着のことが多いため、必ず1枚羽織れるものを持ち歩くようにして下さい。

 

マカオの治安・安全

詐欺などの被害に遭わないよう注意を促す警察の看板

詐欺などの被害に遭わないよう注意を促す警察の看板

マカオの治安状況は概ね良好で、安心して観光を楽しめる町と言えます。カジノが多く集まるエリアには夜も人通りが多く、不安を感じることも少ないでしょう。町には昼も夜も警察官の姿が比較的多く見られます。いくら安全な町と言っても、日本とは勝手が違う「海外」にいることだけは常に意識して行動して下さい。

観光客が被害に遭う例としては、引ったくり(スリ)や置き引きなどが挙げられます。写真を撮っている間、カジノでゲームに熱中している時、人ごみを移動中、路線バスの中、フェリーの待ち時間など、つい油断した隙が要注意。常に貴重品からは目を離さず、きちんと手元で管理して下さい。

路上で「いいカジノがある」と声を掛け、ホテルやマンションの一室に誘い込んで大金を巻き上げるといったマカオならではの犯罪も報告されています。公認カジノ以外での賭博行為は禁止されているので、甘い誘いには一切関わらないように。

 

日本と同じく道路は左側通行です

日本と同じく道路は左側通行です

交通事故にも注意が必要です。マカオは日本と同じ左側通行(右ハンドル)なので、道路を横断する際の左右確認は日本と同じやり方で構いません。ただし、たとえ歩行者用信号が青でも、車やバイクが一旦停止してくれることは少ないと思って下さい。もし万が一、事件や事故に遭ってしまった際は現地の警察や日本国総領事館へ連絡を。マカオは香港の日本国総領事館の管轄エリアになります。

【緊急時連絡電話番号】

マカオ内の交通

マカオの主な公共交通機関は路線バスとタクシー。2011年の開業を目標に鉄道(新交通システム)の建設が進められています。

路線バス
黄色と藍色のツートンカラーが目印の「新福利(Transmac)」路線バス

黄色と藍色のツートンカラーが目印の「新福利(Transmac)」路線バス

路線・本数ともにとても充実しているマカオの路線バス。リーズナブルにマカオをめぐるには便利な交通機関といえます。現在、新福利(Transmac)澳巴(TCM)の2社が運行。

 
タクシー
マカオのタクシーは派手な車体広告のラッピングも珍しくありません

マカオのタクシーは派手な車体広告のラッピングも珍しくありません

料金も日本に比べて割安のため、利用価値が高いのがタクシー。車体が黒とクリーム色のツートンカラーまたは黄色のタクシーが認可タクシー。

 
シャトルバス
かなり目立つカジノホテルの無料シャトルバス

かなり目立つカジノホテルの無料シャトルバス

カジノを併設しているホテルの大部分が、マカオへの出入口となるマカオ半島側のフェリーターミナル(港澳碼頭)や中国ボーダー(關閘)とホテルの間に無料送迎バスを運行しています。

 
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