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ミイロヤドクガエル

ヤドクガエルの第13弾は小型で、飴色が美しいミイロヤドクガエルです!!

執筆者:星野 一三雄

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ミイロヤドクガエル

学 名Epipedobates tricolor別 名:トリコロール英 名:Phantasmal Poison Frog分 布:ボリビア、エクアドル全長:19.5-26.5mm

デンドロバティス属とは別属のヤドクガエルです。

本種は比較的小型であり、分布域によって高地型と低地型に分けられていて、それぞれ特徴的な色彩を持っています。画像の個体は低地型で、さまざまなバリエーションが知られていますが典型的なのは「鼈甲(べっこう)」を思わせる透明感のある赤褐色地にやや緑がかったラインや斑紋が背面や体側、四肢に走るタイプです。一方、高地型は背面のほとんどが白色の太いラインに覆われています。

生息環境は森林から草原までと比較的幅広く、小さな川の近くなどで生活しています。特に本種は、オスがカナリヤなどの小鳥を思わせる美しい声で泣くことが知られています。

繁殖期になると、オスは植物の葉の付け根などの水が貯まっている場所に縄張りを持ち、そこにメスを誘って産卵させます。メスは20-25個ほどの卵を産み3週間ほどで孵化に至ります。孵化した幼生はオスの背に乗って他の水場に運ばれます。一般には60日ほどで変態して1cmほどになると上陸します。

自然での生態等は概ね、どのヤドクガエルも似ているのでマダラヤドクガエルの項を参考にして下さい。

他のヤドクガエルのように毒々しい派手さはありませんが、透明感のある飴色の体が非常に美しく、美声が楽しめる種類ということで人気があります。

体は小さいのですが飼育と繁殖は比較的容易であるようで、CB個体が流通します。

ヤドクガエルというよりも、美しい小さなカエル、というイメージが強い種類です。
ミイロヤドクガエル
撮影協力:東山動植物園
赤っ恥をかかない程度の知識
  • デンドロバティス属ではない
  • 飴色の地色と明色のラインが美しい
  • 高地型と低地型があるらしい
  • 小型のヤドクガエル
  • 国内でCB個体が比較的流通する
飼育の基本情報ガイド記事「ヤドクガエルの飼育」を参考にして下さい※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。

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