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シクラカベカナヘビ
画像提供:LACERTA ROOM

シクラカベカナヘビ

学 名Podarcis siculus campestris別 名:シクラカナヘビ英 名:Italian Wall Lizard 分 布:フランス南部、スイス、イタリア、モンテネグロ、クロアチア、スロヴェニア、クロアチア、トルコ西部、アメリカ合衆国(ニューヨーク、カンザス州に帰化)全長:20-25cm 体長:7-8cm

イタリアを中心に地中海沿岸に分布する小型のカナヘビです。

非常に多くの亜種に分けられていて、実に50弱にも分けられることがあります。写真の個体はコルシカ島、イタリア本土、セルビア、モンテネグロ、セルヴィア、クロアチアに分布するcampestris亜種でアメリカにも帰化していて、流通量も比較的多いポピュラーな亜種です。

種としては、一般的に褐色地に暗色の細かい斑紋が入るのですが、亜種や地域個体群によっても変異が大きく、特に流通のほとんどであろうと思われるcampestris亜種は、背中の梯子状斑紋、それを囲むような緑色のラインおよび脇腹の網目状斑紋が特徴であるようです。上の写真の個体は、ある意味理想的かつ典型的な個体です。

他のヨーロッパのカナヘビと同様に人家周辺や草原など、やや乾燥した環境で生活していて、昆虫食が強い雑食性です。

卵生で、産み落とされた卵は35-40日程度で孵化します。幼体は2-3cmほどで小さいのですが、大食漢で成長も速く、翌シーズンに繁殖が可能になる個体もいるようです。

ヨーロッパのカナヘビの仲間は、非常に魅力的な種類が多いのですが、流通量が少ないためあまり一般的ではありません。

特に本種のように飼いやすく、小型の美麗種は流通量が多くなり、価格も落ち着けば人気が出るかもしれません。なかなか幼体時は地味で小さいので興味は持たれにくいのですが、美しい成体を見ると思っていた以上にガッシリした体つきでありながらも、カナヘビらしいかわいい顔つきです。

しかし、本種の亜種の多さには仰天しました。それほど分布域は広い方ではないのですが、ここまで分けるとはと言った感じです。分類学者には、それぞれの考え方によるスタンスがあり、「なるべく分ける」タイプと「なるべくまとめる」タイプの2つのタイプがいるんだなと痛感します。まあ趣味人の我々から見ればコレクションの楽しみから、「分ける」方を応援したくなるんですが、これはちょっと、って感じです。

他の亜種もここでご紹介できることをご期待下さい。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 地中海のアドリア海を中心に分布するカナヘビ
  • 50近くの亜種に分けられることがある
  • 小型のカナヘビ
  • 流通するのは、そのほとんどがcompestris亜種
  • 雄は背面にグリーンが乗り美しい
飼育の基本情報
飼育容器60cm以上の爬虫類専用ケースでいい。床面積を広くとれるようにする
温度基本は無加温だがホットスポットを設置し温度勾配を作る。容器下にフィルムヒーターを敷く
照明爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる
床材本質的にはヤシガラ土など多少湿度を保持できる素材を厚めに敷くのがいいが、清潔さなどの点で問題もある
容器内レイアウト幼体時はシェルターを設置する。水容器は大きめのものを設置する
昆虫食
基本的な世話陸生のトカゲの飼育法
  • 幼体時は低温と乾燥に十分に注意する
※生態等の情報は海外サイトとブリーダーさんのお話を参考にしました。


<参考サイト>
LACERTA ROOM

<おすすめINDEX>
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。