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リボンスネークからトウブリボンヘビを紹介! 基本情報や飼育方法

今回は、リボンスネークからトウブリボンヘビの基本情報や飼育方法を紹介いたします。トウブリボンヘビは、アメリカの水辺のヘビの代表であるガータースネークの仲間です。性格は大人しいのですが、動きが速いため扱いにくいヘビかもしれません。

執筆者:星野 一三雄

トウブリボンヘビの基本情報

リボンスネークからトウブリボンヘビを紹介!

撮影協力:爬虫類倶楽部

トウブリボンヘビ
学 名Thamnophis sauritus sauritus 別 名:イースタンガータースネーク英 名:Eastern Ribbon Snake分 布:北米大陸東部(ニューヨーク州からフロリダ半島を除くフロリダ州)全 長:最大86cm

アメリカの水辺のヘビの代表であるガータースネークの仲間です。

ガータースネーク属Thamnophis の仲間のうち、特に細長い体をしたグループをリボンスネークと呼びます。ただし亜種としては数が多いのですが、種としては本種トウブリボンヘビ(または単にリボンヘビ)Thamnophis sauritus とセイブリボンヘビT. proximus の2種のみとされています。分布が広いため分類は一定しておらず、トウブリボンヘビとしては以下の3ないし4亜種とされています。

  • Thamnophis sauritus nitae アオスジリボンヘビ(コースタルリボンヘビ)・・・フロリダの一部に分布
  • T. s. sackenii ペニンシュラリボンヘビ・・・フロリダ半島とサウスカロライナ州
  • T. s. sauritus トウブリボンヘビ・・・基亜種。広く分布
  • T. s. septentrionalis キタリボンヘビ・・・カナダ南部からオハイオ州南部とインディアナ州まで
本種は黒色地に背中線と両体側、および腹側の両側に明色のラインが走る特徴的な体色をしていますが、基亜種である本亜種はキタ亜種に比べ暗色部分がやや明るく、ペニンシュラ亜種よりはやや暗い、さらにアオスジ亜種とは明色のストライプ部分が青みがからないことで見分けをつけるようです。

比較的普通種で、池や沼などの周辺に多く日当たりが良好な湿度の高い環境を好むようです。昼行性でカエルや有尾類などの両生類の成体や幼生を主食としていますが小魚や、まれにミミズも食います。

冬眠明けの春に交尾を行い初夏から初秋の間に16-24cmの幼体を4-27頭、出産する胎生種です。

ガータースネークの仲間は、国内ではメジャーにはなっていないグループですから、本種も名前が知られている割には流通することがない種類と言えるでしょう。やや小型ではありますが美しいですし、マウスを使わなくても飼育が可能であることを考えれば、もっと人気が出てもいいヘビと言えます。ただし性格は大人しいのですが、動きが速いため扱いにくいヘビかもしれません。

 

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 種としては北米の東部に広く分布する
  • 他亜種とは地色の濃さが中間的であることで区別ができるらしい
  • あまり流通しない
  • 胎生
  • マウスで飼育可能
 

トウブリボンヘビの飼育方法

飼育容器
普通のヘビよりも少し床面積が広めの飼育容器を使う

温度
日中は22-30℃、夜間はやや冷やした方がいい

照明
特に必要ないが、ホットスポットがあるといいらしい

床材
新聞紙、ウッドシェイブなど

容器内レイアウト
湿度保持を兼ねて大きめで体全体が浸かるような水容器が必須。登り木もあった方がいい


冷凍マウスを解凍して与える。マウスに餌付いていない場合はカエルや小魚で餌付ける

基本的な世話
一般的なヘビの飼育に準ずる
  • 飼育容器内は多湿にしない。容易に皮膚病などになるらしい
  • など
※掲載した情報は海外サイトを参考にしました。

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