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| 撮影協力:Herptile Lovers | 
オカバンゴハコヨコクビガメ
学 名:Pelusios bechuanicus別 名:-英 名:Okavango Mud Turtle分 布:アフリカ南西部(アンゴラ南西部、ナミビア北西部、ボツワナ北部、ザンビア、ジンバブエ西部)甲長:最大33cm ごく最近まで、まともに流通することがなかったアフリカの曲頚類のカメです。
アフリカの曲頚類を代表するハコヨコクビガメ属としては大型のカメで、30cm以上になる背甲はドーム状で基本的に黒色をしています。また背甲と同様に腹甲も黒色をしています。
頭部は大きく幅広で、黒色地に鮮やかな黄色の斑紋が目立ちます。
やや水深の深い川や池などに生息していて、生息地では個体数も多いらしく、カバなどと一緒にバスキングを行う姿などが観察されるそうです。
野生での生態はほとんどわかっていませんが、飼育下での観察では人工飼料もよく食い、動物食性が強いようです。
飼育下での繁殖記録から産卵数は21-48個で35-39×21-23mmの長楕円形の卵であるようです。国内で孵化した個体の画像を見ると、ほとんど成体と変わらない斑紋パターンですが縁甲板の外縁が黄色であり、背甲長は3cm程度であるようです。
非常に鮮やかな頭部の模様が目を惹く美しいハコヨコクビガメですが、2006年に国内でまとまった数が流通したときは曲頚類のファンが狂喜したほど「幻のハコヨコクビガメ」でした。その後は、国内でも産卵・孵化の報告が聞かれたり、ときどき販売されているのを見かける機会がありましたが、やはり流通量は非常に少ない種類です。また、生息地のほとんどが国立公園内であり、当然野生動物の輸出などが制限されていますから、今後はコンスタントに流通するかどうかは定かではありません。
大型になること以外は、他のハコヨコクビガメ同様に飼育自体は難しくはないようですので、万一にも国内でCB個体が大量に流通するようなことになったら、きっと人気が出ることでしょう。
しかし、ちょっと「幻の」と冠されているにしては流通した時の価格が安すぎませんかねぇ... 
赤っ恥をかかない程度の知識- アフリカの南部の内陸部に分布する
 - 頭部の黄色い斑紋が特徴
 - アフリカのハコヨコクビガメとしては大型
 - ほとんど流通せず、非常に珍しいが現地での生息数は多いらしい
 - 非常に高価
 - 飼育自体はそれほど難しくない
 - 自然での生態はあまりわかっていない
 
  | 
| 飼育の基本情報 | 
| 飼育容器 | 60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど | 
| 温度 | 20~28℃程度に保温 | 
| 照明 | 紫外線入りのバスキングランプが必要 | 
| ろ過 | できれば、外部式フィルターと上部フィルター | 
| 床材(底砂) | 必要なし | 
| 容器内レイアウト | 水深は甲長程度。陸場は市販の浮島などを使えばよいと思われる | 
| 餌 | 餌付けば配合飼料でよいが、肉食傾向が強く、淡水魚の肉などから餌付けるといいかもしれない | 
| 基本的な世話 | 多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる- 他のヨコクビガメ同様、気が荒い個体が多いと思われるので、複数飼育は避けた方が無難
 - 繁殖にはクーリングが必要かもしれない
 - 比較的活発に動き回る種のようなので、床面積は広くとりたい
 
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| ※生態等の情報は「クリーパー No.35(クリーパー社)」「クリーパー No.38(クリーパー社)」および海外サイトを参考にしました | 
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