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バティリフェラゼノガマ

アガマの仲間の第23弾です!!もう一つのゼノガマ!?シャベルカワリアガマことバティリフェラゼノガマです!!

執筆者:星野 一三雄

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バティリフェラゼノガマ

学 名Xenagama batillifera別 名:シャベルカワリアガマ英 名:Turnip Tailed False Uromastyx分 布:アフリカ北東部(エチオピア東部、ソマリア北西部)全長:9~10cm 最大15cm

ゼノガマと呼ばれるアフリカに生息する小型のアガマです。

小型で、特異な形状の尾が特徴的なアガマであるゼノガマ(カワリアガマ)属Xenagama は本種とテイラーカワリアガマXenagama taylori が知られています。

テイラーカワリアガマによく似ていますが、尾の形状が本種は幅が狭く棘状の鱗の発達が弱いという特徴があります。また全身に小さな棘状の鱗が散在することも特徴です。さらに色彩もやや地味で、オスの喉元が薄く水色に染まる程度であるようです。

生態もテイラーカワリアガマと同様で、乾燥した場所に生息し、危険を察知すると巣穴に潜り込んで尾で閉じてしまいます。

卵生で、飼育下で9個の卵を産んだ記録があります。卵は45日くらいで2.5cmほどの大きさの幼体が孵化したということです。

小型で飼育もしやすく、変わった形態であることもそうなんですが、何よりも幼児体型でかわいらしいためテイラーカワリアガマと並んで人気がある種です。ただし生息地の政情の関係で、コンスタントに流通することがなく、意外にショップで見かけることが多くありません。

海外でも人気が高く、コンスタントに繁殖もさせているようですから、国内でもCB化が順調に進んでほしいトカゲです。

バティリフェラゼノガマ
画像提供:aLive
赤っ恥をかかない程度の知識
  • エチオピアとソマリアに分布する
  • ゼノガマは本種とテイラーの2種のみ
  • 尾の幅が小さい、尾の棘状突起が小さい、全身に小さな棘が散在する、等でテイラーと区別できる
  • オスの喉元が薄く青色に染まる
  • 飼育はそれほど難しくない
  • 生息地からのWCはなかなか輸入されない

飼育の基本情報飼育容器60cmクラス以上の水槽など温度ホットスポット部は32~43℃、低温部は26~30℃。夜間は21~24℃にする。照明紫外線灯とバスキングランプが必要。紫外線灯はできれば複数。床材爬虫類用の砂漠の砂など容器内レイアウト流木や平たい岩などでホットスポットとシェルターを作る。水入れは小さめで倒れにくいもの。餌基本的にはコオロギやミールワームなどの昆虫を主食にして8割程度、野菜などの植物質を2割程度与える。基本的な世話乾燥系トカゲの飼育に準ずる
  • カルシウムの添加は必須。ときどきビタミン剤も添加する
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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