あっという間の2008年もあとわずか!年の瀬を迎えて、さまざまな場面で一年間を振り返っているようですね。
もちろん、私も恒例となった「2008年・両爬界重大ニュース」で今年を振り返ってみようと思います!!
今年のトップニュース
さて、早速ですが、今年のトップニュースは、残念ながらやはりコレでしょう。「毒ヘビ51匹事件」
ま、ある意味死者が出なかっただけ不幸中の幸いですが、やはり両爬界だけでなく、世間も驚愕してしまったニュースです。
そして、私たち飼育者に対しての注目も強くなり、風当たりが厳しくなってきてしまったことも否めません。
また、逮捕されたショップと取引があった飼育者の家にも警察の捜索やチェックが入るなど、事件発生から5ヶ月たった現在でも影響は続いているようです。
改めてヘビを代表として、爬虫類を飼育するということがどれだけ、一般の方と大きな価値観のギャップがあるのかを自覚しなくてはいけないと思わされた事件でした。
世界中が期待したニュース
一方、海外にまで目を向けると、これもまた今年のトップニュースクラスであると言えたのが「ロンサムジョージにベビー誕生の期待」
でしょう。
地球上にたった一匹になってしまった孤高のカメ・ピンタゾウガメのジョージの話は私たちにさまざまなことを考えさせます。そんなジョージに、ついに子供が誕生するのか!?
と期待を全世界の人たちがしたに違いありません。
残念ながら、今回は絶望的であるようですが、まだまだ現役バリバリと思われるジョージですから、これからきっと私たちに二世を見せてくれることでしょう。
ウミガメ大当たり年
あまり関心がない方が多いと思うのですが、これも私としてはトップニュースに入れたいのが「アカウミガメの産卵上陸数が過去最高」
というニュースです。
今年は、日本でのアカウミガメの産卵数が全国的に多い傾向であることが、産卵シーズンが始まった時期からわかっていて、結局11月29日の段階で、全国の産卵回数が10847回であり、これは昨年の3668回の3倍に近い数値となりました。
この理由はわかっていませんが、これまでのウミガメの産卵地での保護活動の成果が現れてきたのかもしれないとの説もあるようで、なんだかうれしいことです。
来年以降の動静に注目したいニュースであるとも言えるでしょう。