ブラジルツノガエルの基本情報
画像提供:ペポニ
学 名:Ceratophrys aurita別 名:-英 名:Brazilian Horned Frog, Ornate Horned Frog分 布:ブラジル東南部全 長:最大23cm
南米のツノガエルの仲間の最大種です。
写真の個体は若いため、多く流通するベルツノガエルなどの他のツノガエルの仲間と外見的な差は感じられません。しかし、大きく成長すると目の上の角状突起が発達し、さらに大型になるため大変な存在感のあるカエルになります。また他のツノガエルよりも目が大きいのも特徴のようです。
体色は他のツノガエル同様、褐色、緑色、黒色などの複雑な模様で頭部は大きく、口も非常に大きいです。
詳しい生態はよくわかっていないようですが、他のツノガエル同様に森林の落ち葉の積もった場所に潜り込んで餌を待ち伏せしている生活をしているようです。
非常に大型のツノガエルとして知られていますが、野生動物の輸出を原則禁じているブラジルに分布しているため流通することはほとんど皆無であったと言えます。そのため「幻のツノガエル」などとも呼ばれ、ツノガエルファンの憧れである種類です。もちろん、そんな貴重なカエルなのですから、非常に高価であることは言うまでもありません。
今回は、本種の最大の魅力である、2kgに達する大きな体と立派な角がある個体の写真ではありませんでした。いつか、そんな立派な成体の写真を見ることができたらなぁ、と思っています。今回の流通で入手された方は、大きく育てていつか写真を撮らせてください!!
ただし近縁種であるクランウェルツノガエルとの交雑個体がかつて流通したことがあるようで、それらと見分けるも難しいようです。ちなみに今回(2008年)流通した個体はブラジル政府からの証明書付きである、ということで本物であると考えて間違えないようです。
赤っ恥をかかない程度の知識
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ブラジルツノガエルの飼育方法
飼育容器脱走できない構造で床面積がカエルの二倍程度の広さであればよい。フタをしない場合は高さが必要。
温度
24~28℃程度に保温。ケージ下面からシートヒーターで保温すればよい。
照明
必要なし
床材
ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く
容器内レイアウト
水容器とシェルターを設置
餌
昆虫が中心
基本的な世話
地表性カエルの飼育
- あまり大食いではないようなので餌の与えすぎに注意する
- 給餌間隔は週1から10日に1回程度
- 床材を飲み込まないように餌は必ずピンセットで与える
- 成体には餌の与えすぎに注意する
- 定期的な床材の交換を怠らない
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