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ガボンアダーはクサリヘビ科の毒ヘビ! 基本情報と飼育方法

今回は、ガボンアダーの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ガボンアダーは、長大な毒牙を持つことと太短い体型でよく知られたアフリカのクサリヘビ科の毒ヘビ。毒ヘビらしい体型や色彩をしていて、恐ろしいイメージのヘビですが、顔つきは意外にも可愛らしいです。

執筆者:星野 一三雄

ガボンアダーの基本情報

ガボンアダーの基本情報と飼育方法

ジャパンスネークセンターの展示個体

ガボンアダー
学 名Bitis gabonica別 名:ガボンクサリヘビ、ガブーンバイパー英 名:Gaboon Viper 分 布:アフリカ中部から南部全 長: 122-152cm 最大 220cm

長大な毒牙を持つことと太短い体型でよく知られたアフリカのクサリヘビ科の毒ヘビです。

分布域の西部であるギニア湾の北西湾岸(トーゴ、ガーナ、リベリアなど)に分布する個体群は吻端の角状突起が大きく、亜種とされ、基亜種と並んで2亜種に分けられています。

  • Bitis gabonica gabonica ・・・基亜種。吻端の角状突起が小さい
  • B. g. rhinoceros West African Gaboon Viper・・・吻端の角状突起が大きい
おそらく写真の個体は基亜種でないB. g. rhinoceros と考えられますが、どうでしょう?


体型は太短く、同属のライノセラスアダーのように複雑で派手な幾何学模様になっていますが、これは生息域である熱帯雨林の林床の落葉の中にとけ込む保護色になっています。いわゆるツチノコ体型のヘビの中でも大きくなる種類であり、体重は10kgを超えるようなこともあります。

頭部は非常に大きく背面に明瞭な1本のラインと目から後方に向かい暗色の太いラインが入りますが、この数によって亜種の区別もできるようです。吻端に1対の角状の突起が発達しますが、基亜種はこれが小さく、B. g. rhinoceros はこれが大きいことが特徴です。

毒牙が非常に大きいことで知られており、5cmもの長さに達することが知られています。

熱帯雨林に生息していて、日没後に活動をしますが、林床でじっとして獲物が通りかかるのを待つ、待ち伏せ型のヘビです。餌は齧歯類などの小型の哺乳類から、地表性の鳥類、カエルなどです。

繁殖は9-12月に行われます。卵胎生で、7ヶ月ほどの妊娠期間を経て最大で60頭の幼体を出産します。

毒は出血毒中心ですが、それほど強くはありません。しかし、持っている毒の量が多く、1回の注入量も非常に多いため、現地では恐れられています。比較的性質はおとなしく、危険が迫ると噴気音を出して威嚇をしますが、咬みつく時は、その体型からは意外に思えるほど素早く動くということです。

もっとも毒ヘビらしい体型や色彩をしていて、恐ろしいイメージのヘビですが、顔つきなどは意外にもかわいらしかったりします。海外では比較的よく飼育されているようで、すごくデッカイ個体をハンドリングしていたりして...もうアホかと。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要ですが、まず許可はおりません。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • アフリカ大陸中部から南部にかけて広く生息する
  • 2亜種に分けられている
  • 非常に強大な毒牙を持つことで有名
  • 卵胎生
 

ガボンアダーの飼育方法

飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません ※解説海外サイトを参考にしました。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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