ボルネオスジオ [爬虫類・両生類] All About

ボルネオスジオ

学　名：Elaphe taeniurus grabowskyi ※2002年から新しい学名としてOrthriophis taeniura grabowskyi も使われている別　名：－英　名：Indonesian Striped-tail Rat Snake分　布：ボルネオ島、スマトラ島全　長：170－190cm 最大200cm

ビューティスネークの名前で海外でも人気の高いアジアの大型のナミヘビであるスジオナメラの1亜種です。

本亜種はどちらかというとモノトーン調の色彩で、幼体時は緑灰色っぽく独特の雰囲気を持っています。成長すると胴体後半から尾にかけての背中線が黄色くなり、斑紋もより明瞭になります。ただし、他の亜種ほど斑紋は目立たず不明瞭なままのようです。

野生での生態はほとんどわかっていませんが、おそらくマレースジオの生態に近く、洞窟などに生息していると言われています。

日本での飼育下で12個の卵を産んだ記録があります。

※その他のスジオナメラ一般の生態や情報はタイリクスジオの項を参考にして下さい。

スジオナメラの亜種の中でもダントツに流通する機会が少ない亜種で、国内での繁殖はおそらく世界初の快挙であると思われます。

とにかく最初に見たときは「緑っぽい！」と思ったのですが、成長した個体は、今は懐かしいベトナムブルービューティーによく似た感じになるようです。

しかし、残念ながら特定外来生物法の関係で、国内に新たに輸入されることはないと考えられますので、今回日本で殖やされた、ごくわずかなCB個体を元としてみんなで大切に殖やしていくしかありません。

赤っ恥をかかない程度の知識

スジオナメラの1亜種
まず流通しない
非常に高価
若いうちはやや緑がかっている
飼育自体は容易

飼育の基本情報飼育容器ヘビの大きさに合わせフタがしっかりとできるプラケースや衣装ケースなど。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの３倍程度以上の床面積があればよい。温度特に保温の必要はない。照明特に必要なし床材ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。容器内レイアウト体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。餌マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。マウスに餌付きにくい場合はヒヨコやウズラを使う基本的な世話いわゆるナミヘビの飼育方法ですが、その他に

脱皮前に湿度が低すぎると脱皮不全になりやすいので、大きめの水入れが必要

※「飼育の基本情報」は飼育者の方からの情報を参考にしました。

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