ピーコックカメレオンの基本情報
画像提供:ペポニ
学 名:Chamaeleo wiedersheimi別 名:-英 名:Mount Lefo Chameleon, Peacock Chameleon分 布:カメルーン、ナイジェリア全長:15cm アフリカの西部の一部に生息する小型のカメレオンです。
カメルーン西部の一部に生息する個体群をChamaeleo wiedersheimi perreti 、それ以外の個体群をC. w. wiedersheimi として2亜種に分けるのが普通のようで、若干の形態の差があるようです。写真の個体がどちらかはわかりません。
オスに角はありませんが、背中線のクレストがやや発達して波打ちます。胴体側面に大き目の鱗が並び、そこが青色やオレンジ色になることが特徴の一つです。
オスの色彩は緑がベースで、メスはやや褐色がかります。頭部を中心に、オスは青から紫色の鮮やかな婚姻色を発現します。またメスの方が、オスよりも一回り大きくなることも特徴です。
標高1500-2000mの高地に生息し、背の低いブッシュや低木林、草原で生活しています。
卵生で7-15個の卵を、1年に2回程度産み、25℃で120日程度で孵化に至ります。
小型で美しく、それほど環境の設定にうるさくないことから、人気のあるカメレオンです。国内でも比較的、流通するため目にする機会は多い種類で、それほど高価でもありません。
ただし、やや高山系の種類といえますから、夏場の極端な高温には弱い種類です。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
赤っ恥をかかない程度の知識
- カメルーンが主たる産地
- メスの方がやや大きくなる
- 角はない
- 2亜種に分けられている
- 卵生
ピーコックカメレオンの飼育方法
飼育容器大きいほどよい。側面をメッシュにしたガラス温室など。通気性と採光性に優れていること
温度
ホットスポット周辺は30℃前後でケージ内の低温部で23℃。夜間は15℃程度まで下げるのが理想的
照明
紫外線灯とバスキングランプ。
床材
特に必要はない
容器内レイアウト
様々な太さの木の枝などの掴まっていられるものを配する。シェルターとして葉の大きい観葉植物などを多めに入れる。水入れは水として認識できる工夫をして設置
餌
昆虫食性。コオロギなど
基本的な世話
カメレオン一般の飼育に準ずる。さらに
- 1日に複数回霧吹きをする
- 多湿にするが空気がよどまないようにファンなどを利用する
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