爬虫類の寿命

爬虫類というのは、一般的に考えられているよりも寿命が長い生き物たちです。小さなトカゲだって5-10年くらいは生きるのですから。

そう考えると、ラボードカメレオンは異常な短さなのですが、コレって心当たりがあるような気もしませんか?

例えば、ある種の小型のヤモリなんかは、どんなにうまく飼育していても、いつも突然ポロッと死んでしまったりすることがあります。
あるいは、カメレオンの仲間が飼育が難しく、長生きさせるのが難しい、というのとも無関係であると言い切れないような気もします。
今回の研究チームの研究者たちも、飼育下で短命に終わるカメレオンとの関係の可能性も否定しきれない旨の意見を述べているようです。

とにかく、寿命が短い生き物を飼育するときは、短い生涯を幸せに過ごさせてあげたいものです。

ま、こんなことを考えていると、本当に今回のニュースというのは不思議であり、実に興味深いと言えます。本当に生き物の世界はおもしろい、と思わせてくれるニュースでした。

おっとと。じゃ、最後にラボードカメレオンという種類をホビーの目から見ておきましょう。

ラボードカメレオン

ラボードカメレオンはパンサーカメレオンと同じFurcifer 属の種類で、これまでも比較的、カメレオンのマニアには知られていた種類であります。
パンサーカメレオン・アンビローブ イメージはそれほど遠くないと思うのだけれど
比較的近縁なパンサーカメレオン
撮影協力:レオレオ・カメレオンファーム

分布はマダガスカル南部で、乾燥した林などに生息しているようです。
体長は30cmほどと言われていたようですが、別種なのか、あるいは個体群の差なのか、今回の論文から考えると、体長はオスで13cm程度のようです。

基本的な体色はグリーンで、体側に白色のラインが目立ちます。
オスは吻端に角状突起が発達しますが、尖ったりせず先端が丸いコブのような感じのようです。

メスの体色カメレオンの中でもトップクラスと言われているらしく、黄色や黄緑をベースにオレンジ色、青、白などの模様が入り、特徴的なのは首やノドに赤いスポットが入るそうです。残念ながら今回は画像を用意できませんでしたが、画像検索サイトで学名で検索をかけると見つけることができます。ま、パンサーと同じ属なんですから、美しいのは当然なのですが。

これまで流通したことは非常に少ないそうなのですが、さまざまな環境に対する適応は高く、カメレオンとしては飼育は難しくないそうです。
でも、5ヶ月しか飼育できないんじゃねぇ...

それに、孵化した幼体を異常な速さで成長させるための給餌とかも並大抵じゃないのでしょうし。そういう意味では、飼育が難しいカメレオンなのかもしれません。

ま、とにかく、もう世界中のあらゆる種が流通してもおかしくない国内の両爬流通事情ですから、この種もあらためて流通する日が遠くない未来に来るかもしれません。もしも、入手して飼育を始められた方は...あっという間に寿命が来てしまうかもしれない覚悟だけはしておきましょう!!

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。