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レッドテグーの基本情報と飼育方法……真っ赤なテグー!

今回は、レッドテグーの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。レッドテグーは、いわゆる真っ赤なテグー。幼体時は、他のテグーのようにバンド模様が目立ちますが、次第に赤みが出てくるため、他の種類との区別は容易であるようです。

執筆者:星野 一三雄

レッドテグーの基本情報

レッドテグーの基本情報と飼育方法

画像提供:aLive

レッドテグー
学 名Tupinambis rufescens別 名:-英 名:Red Tegu分 布:南米(ブラジル南部、アルゼンチン北西部、パラグアイ、ボリビア)全長: 最大120cm 頭胴長40-45cm前後

いわゆる真っ赤なテグーです。

テグーの一般的な生態等はキタテグーの項を参照して下さい。

流通するテグーの中の、いわゆる「真っ赤なテグー」です。

幼体時は、他のテグーのようにバンド模様が目立ちますが、次第に赤みが出てくるため、他の種類との区別は容易であるようです。成体になっても、多少のバンド模様は残りますが全身がほとんど赤くなります。しかし、この赤みには多少の個体差もあるようです。また老成した雄は首の回りに肉が付いて、ふくれるため迫力があります。

飼育下では25個ほどの卵を産み、3ヶ月ほどで孵化に至ります。

私のように、比較的最近に両爬のファンになった方たちの多くは、テグーと言えば本種が頭に浮かぶ場合が多いと思います。

赤くて、大きいトカゲなんて、そういませんから。

アメリカでは、比較的多く繁殖できていて、国内にも少数ではありますがコンスタントに入荷が続いています。

飼育もそれほど難しくはなく、慣れやすい個体が多いそうなので、広い場所さえ確保できればモニターよりは飼育に向いているようです。実際海外のサイトなどを見ると、ベタベタに慣れている個体の画像とかたくさんあるし。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 南アメリカの真っ赤な大トカゲ
  • 基本的に雌雄問わず、赤くなる
  • 気が荒く扱いにくい個体もあるが、ベタ馴れする個体もいる
  • 丈夫で飼育自体は容易
 

レッドテグーの飼育方法

飼育容器
幼体ならば60cm程度の爬虫類専用ケースでいい。最終的には自作の特大ケージが必要。床面積を広くとれるようにする

温度
基本は25℃程度。ホットスポット下は35℃前後で設置。容器下にフィルムヒーターを敷く。ケージ内に温度勾配を作ること

照明
爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。

床材
本質的にはヤシガラ土など多少湿度を保持できる素材を厚めに敷くのがいいが、清潔さなどの点で問題もある

容器内レイアウト
幼体時はシェルターを設置する。水容器は大きめのものを設置する


幼体時はコオロギを中心にウズラ、マウスなど。栄養添加剤は必須。成体はマウスやウズラ、肉片などと野菜などの植物性の餌も与える。餌付ける場合に生卵を使うと良い

基本的な世話
オオトカゲ類の飼育に準ずる
  • やや多湿を好むので、定期的に霧吹きをする
  • 幼体時は低温と乾燥に十分に注意する

※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」「aLive MOOK Vol.1 Tegu(Reptile Shop アライブ)」「ビバリウムガイド No10(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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