セントラルネッテッドドラゴンの基本情報
セントラルネッテッドドラゴン学 名:Ctenophorus nuchalis別 名:アミメウナジドラゴン英 名:Central Netted Ground-dragon, Central Netted Dragon分 布:オーストラリア(ビクトリア州を除く全州の内陸部)体長:20-28cm
日本ではあまり知られていない、オーストラリアのアガマです。
名前からわかるように、首から背中にかけて暗褐色地に白色の小班点が網の目状に見えます。体の地色は全体的に明褐色から赤褐色ですが、写真の個体のように白色に近いような個体もいるようです。ただし、これは飼育環境や温度、光の強さによる変化と考えられます。
四肢や尾は比較的太短く、頭部はやや丸っこい印象です。特にオスは頭頂部から背中線にかけて小さな棘状のクレストが発達します。
乾燥した砂地の草原などに生息し、倒木の下などに巣穴を掘って暮らしています。基本的に地上性で木に登るようなことはないようです。昼行性で、主に昆虫類を食べていますが、植物も食べるようです。
卵生で4-6個ほどの卵を3クラッチ程度産みます。卵は30℃で2ヶ月で孵化します。孵化した幼体は赤みが強い体色をしています。
国内で流通したことは、非常に少なく、ほとんど注目をされることはないようですが、オーストラリア国内では人気が高いようで、ペットとして販売をされているようです。
確かに、ややボリュームは小さいのですが、ソフトな印象のフトアゴヒゲトカゲのようですし、何よりもキレイで顔つきもかなりかわいらしいトカゲです。
私はオーストラリアの施設で飼育個体とクイーンズランド州で孵化したばかりの幼体を捕まえたことがあるのですが、これほど魅力的なトカゲとは思いませんでした。
ヨーロッパなどで殖やされているそうですから、その気になれば流通することは可能なのではないかと思われます。
これはかなりおすすめなトカゲですよ。マジで。
ただ、どうしても高価になってしまうでしょうから、その価値が理解されるかどうかです。難しいかな...
赤っ恥をかかない程度の知識
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セントラルネッテッドドラゴンの飼育方法
飼育容器60~90cmクラスの水槽など。通気性は良い方が良い
温度
基本の温度を28-30℃前後としてホットスポット部は35-37℃程度にする。夜間は20℃を下回らない程度
照明
強力な紫外線灯とバスキングランプが必要
床材
砂を厚めに敷く。新聞紙等でも構わないらしい
容器内レイアウト
流木などをシェルターにする。水容器は常設する
餌
昆虫類にカルシウムを添加して与える。レタスやタンポポなどの植物性のものも食う
基本的な世話
乾燥系の地表性トカゲの飼育法 ※「飼育情報」は海外サイトを参考にしました。
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