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画像提供:桔梗屋 |
ベアードラットスネーク
学 名:Elaphe bairdi ※2002年から新しい学名としてPantherophis bairdi も使われている別 名:スナゴナメラ英 名:Baird's Ratsnake分 布:アメリカ合衆国南西部(テキサス州西部)、メキシコ北部(タマウリパス州、コアウィラ州、ヌエボレオン州)全 長:140cm程度銀をまぶしたような独特の体色をした北アメリカのナミヘビです。
幼体の時は明褐色地に暗褐色の斑紋が並んでいて、他のラットスネークと変わらずに特別な特徴を持っていないのですが、成長とともに体色が劇的に変化し、写真のように全身に銀色の金属光沢が生じて、腹面から各鱗の付け根辺りなどにオレンジ色の発色が生じます。また不明瞭な暗色のストライプが走るのも特徴です。
一般的にテキサス州の個体群とメキシコの個体群はやや体色に差があり、国内では分けられて流通することも多いのですが、そもそも個体差が大きい種ではあります。ただし、分布域などを見ると、かなり明確に分かれていますので、多少の地域性は見られるのが当然かもしれません。
やや乾燥した岩場に生息していて、齧歯類などの小型の脊椎動物を食べています。
6-8月に10-15個の卵を産み、3ヶ月ほどで孵化に至ります。
体型やベースになる色、ストライプはイエローラットスネークとそっくりなんですが、どぎついほどの銀色の金属光沢は、本当にうっとりとする、と言うか見ていて飽きないヘビです。
そもそも、私はアメリカのラットスネークのファンですから、本種はまさにあこがれのヘビなんです。
ま、ちょっと高いんですけどね。当然。
この手は、着実に国内にブリーダーさんがいますから、いつかは入手しやすいヘビになるんでしょうけど、あんまり安くなりすぎてしまうと、ちょっと価値観が鈍ってしまうような気もして、少し心配ですけど。やっぱり、少しくらい高い方がいいんでしょうねー。赤っ恥をかかない程度の知識- アメリカとメキシコの国境付近に分布
- いわゆるコモンラットスネークとは別種
- 金属光沢が美しい
- まだ高価だが国内でもCB化されている
- アルビノなどの色彩変異もあるらしい
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う。 |
温度 | 特に保温の必要はない。 |
照明 | 特に必要なし(爬虫類用の紫外線ランプ程度があるといいらしい) |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。 |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する。 |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。 |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法脱皮前はそっとしておくシェルターは脱皮の時のとっかかりになるようなザラザラした素材など※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイドNo.34(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。 |
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