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マソベササクレヤモリは飼育が難しい!?基本情報と飼育方法を解説!

今回は、マソベササクレヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。マソベササクレヤモリは、特徴的な形態と、やや高い飼育技術が必要とされることで有名なササクレヤモリの1種。黒紫色地に白色のバンドと小さなスポットが散在しており、非常に美しい体色をしています。

執筆者:星野 一三雄

マソベササクレヤモリの基本情報

マソベササクレヤモリの基本情報と飼育方法

撮影協力:ペポニ

マソベササクレヤモリ
学 名Paroedura masobe別 名:-英 名:Madagascar Big Eyed Gecko分 布:マダガスカル東部全 長:16cm

特徴的な形態と、やや高い飼育技術が必要とされることで有名なササクレヤモリの1種です。

黒紫色地に白色のバンドと小さなスポットが散在しており、非常に美しい体色をしています。頭部は大きく、尾には棘状の突起が発達しています。特に目が大きく黒一色に見えるのでかわいらしい顔つきになります。指先には指下薄板が小さながらも発達しています。

生息地は標高が250-600mほどの熱帯雨林で明確な乾季はない地域です。ほぼ樹上性と考えてよく、ほとんど樹上で見つかっているようです。夜行性で飼育下でも、昼間に姿を見せることはないようです。

野生下での繁殖生態はほとんど知られていませんが、飼育下での記録によると1回に2卵を産卵し、1シーズンに複数クラッチを生むようです。卵は20-24℃で176-178日、別の例では25℃ほどで140日程度の期間で孵化に至ったそうです。

生息地が限られており、流通する量も少なく、あまり頻繁に国内で見かけるヤモリではありません。

同属で、飼育や繁殖が容易なソメワケササクレヤモリとは正反対に、非常に飼育が難しいことで有名です。少なくとも初心者に対して安易に飼育を勧められる種類ではないようです。

キレイで飼育欲をそそられるんですけどねー。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 原産はマダガスカル
  • 生息地が限られている
  • 非常に飼育が難しいらしい
  • あまり流通しない
 

マソベササクレヤモリの飼育方法

飼育容器
床面積の広いプラケースや水槽など。海外では非常に広いケースで繁殖まで成功している。通気性の確保は必須

温度
高温に弱いらしい。20-25℃ 夜間18-20℃

照明
特に必要ないが、ケース内で観葉植物を育てるならば必要

床材
保湿性をもつものを厚めに敷く。ピートモス、ヤシガラ土など

容器内レイアウト
樹上性が強いので木の枝、観葉植物、コルクバーグなどを設置して、立体活動をできるようにする。個体数以上の数のシェルターが必須。水入れは常設する


コオロギやミールワームなどの昆虫。カルシウム剤などの添加は必須

基本的な世話
いわゆる多湿系地表性ヤモリの飼育方法
  • 一日に一回霧吹きを行う
  • トカゲモドキ類と異なり指下薄板が小さいながらもあるため脱走しないように通気性が確保できるフタをしっかりとする
  • 非常にストレスに弱く、できれば入荷直後の個体の購入は避けたい
など ※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」「ゲッコーの本(リアルエステイト研究所)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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