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撮影協力:Owner's fish |
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アナホリゴファーガメ
学 名:Gopherus polyphemus別 名:アナホリゴファーリクガメ英 名:Gopher Tortoise分 布:アメリカ合衆国南東部(サウスカロライナ州からルイジアナ州)甲 長:最大38.7cm北米に分布するリクガメであるゴファーガメGopherus 属の一種で、主にフロリダで見られる種類です。
ゴファーガメの仲間に関してはテキサスゴファーガメの項を参照してください。
甲はやや細長く上部はやや扁平になっています。背甲の色は暗褐色から黒色で、幼体時は各甲板の継ぎ目が明色になっています。腹甲は黄色から灰色です。
水はけが良く、砂地になっている森林などに生息し、穴を掘って生活しています。この穴は長大で、平均して4.5mほどの長さと2mほどの深さがあるそうです。
食性は植物食で、草や果実などを食べますが、野外の調査では小さな昆虫なども食べることがあるようです。
4月から7月にかけて産卵を行います。40mm程度の大きさの球形の卵を1-25個(通常は5-9個)産みますが、1年に1回のみの産卵です。通常は80-90日程度で孵化に至りますが、110日以上かかることもあります。孵化した幼体は35-50mmほどの甲長で、9-21年の歳月をかけて20cm以上程度になると繁殖が可能になります。
かつては、国内でも比較的多く流通していたこともあるようですが、ゴファーガメ類はすべて、アメリカ国内で厳重に保護されているので、基本的にほぼ流通はのぞめません。最近では、ごく少数のCBが流通するにとどまり、価格も高価です。
穴の中のような安定した環境の設定が必要であるため、飼育は非常に難しいと言われています。
アナホリゴファーでなきゃダメ!みたいな人以外には飼育を薦めることができないリクガメのようです。
しかし、やっぱり撮影するときにきれいにしてもらった方が良かったか...ショップの方に言ってもらったんですけど遠慮してしまったですよ。後悔。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
赤っ恥をかかない程度の知識- 北米のリクガメ
- 野生個体は保護されているので、他国からのCBがわずかに流通する
- 飼育は難しい
- 非常に長大な穴を掘って生活する
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 幼体は60~90cmクラスの水槽や衣装ケースなど。成体はさらに大きな飼育ケースが必要 |
温度 | 28~32℃を基本の温度とし、35℃程度のホットスポットを準備してケージ内に温度の勾配を作る。シートヒーターなどで底面からの加温も必要 |
照明 | 紫外線入りの爬虫類用蛍光灯など |
床材 | 乾燥を保てる素材がいい |
容器内レイアウト | シェルターは必須。浅くて大きめの水場を設置する |
餌 | 植物食。低タンパク高カルシウムの野菜・野草など |
基本的な世話 | 一般のリクガメ飼育の通り。特に幼体時の低温に注意低温の空気に注意高タンパクの餌の与えすぎに注意※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。 |
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