ベーレンパイソンの基本情報
撮影協力:aLive
学 名:Morelia boeleni別 名:ベーレンニシキヘビ英 名:Boelen's Python分 布:ニューギニア島全 長:平均2.5m 最大 4m
独特の黒い光沢が美しいニューギニア島の高地に生息するニシキヘビです。
生息地がニューギニア島の内陸の高地であり、まさに秘境のような土地であったため発見数が少なく、流通もほとんどなかったため長らく「幻のパイソン」と呼ばれていました。
幼体時は赤褐色地に白から黄色の不完全なバンドが多数入り、口唇も櫛の歯のように同じ色の斑紋があり、他種と見間違うことがないような独特の体色をしています。これが成長に伴い黒色になっていき、金属光沢が出てきて非常に美しいヘビになります。
生息環境は森林ですが、標高2000m以上の高地であるために昼間の気温は30℃前後ですが、夜間は10℃前後まで下がるほど大きな日較差の環境のようです。また湿度も高い森林でもあるようです。樹上性が強いようですが、地面や岩場などでも見かけ、主に昼行性で朝方に盛んにバスキングを行う姿が観察されています。
自然下ではさまざまな脊椎動物を餌にしています。
野生での繁殖の記録はありませんが、アメリカなどで少数の繁殖実績があります。15℃で2-3週間ほどのクーリング後に交尾を行い、3ヶ月ほどの妊娠期間を経て、概ね10-20個程度を産卵します。卵は30℃で70-85日の幅で孵化に至っているようです。
非常に美しいパイソンと言えるのですが、最初にぶっとい成体の実物を見た時には、ちょっと異様でビックリしてしまいました。それまでのパイソンのイメージを根本から崩すような質感と光沢が印象的でした。
もともとほとんど流通したことがなかったのですが、最近はときどき見かけるようになりました。また、ごく一部ですが、CB個体も見かけるようになり、さすがに「幻」とまではいかなくなったようです。それでもペアで100万近くするのですから、入手して飼育するという意味から言えば、まだまだ「幻」であるには変わりはないのですが。
海外サイトなどを見ると、生息地での画像で、テレビに出てくるような、ほとんど裸族みたいな現地の住民がベーレンパイソンを持っている写真を見ることができます。こういう写真を見ると、そりゃ、確かに幻だろうな...と納得できました。
飼育自体は、やや難しく夜間の低温の実現、紫外線を使ってバスキングをさせるあたりがコツになるようです。ただし、性格はおとなしい個体が多く、慣れてしまえばハンドリングも可能であるようです。CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
赤っ恥をかかない程度の知識
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ベーレンパイソンの飼育方法
飼育容器サイズに合わせて衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。高さと通気性が必要
温度
日中は高温部で30℃、低温部で25℃ていどの緩い温度勾配を作る。夜間は15℃程度まで下がっても構わない
照明
ホットスポットのみでいいが、日中は紫外線が含まれる蛍光灯を利用した方がいいらしい
床材
新聞紙やクッキングペーパーで良い
容器内レイアウト
特に幼体時はケース内に水平に設置した止まり木が必要。できればケースの側面にネジ等で固定した方がよい。全身が入り倒されない大きさの水容器を設置する
餌
大きさに合わせたマウス・ラット・ウサギ・ニワトリなどを使う。冷凍を解凍したものでよい
基本的な世話
- WC個体には駆虫を施す
- 繁殖には15℃程度のクーリングが必要
- など
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