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ヒナタヨロイトカゲの基本情報と飼育方法! 海外のトカゲの魅力

今回は、ヒナタヨロイトカゲの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。飼育も比較的容易で、飼育環境の設定さえしっかりできるのならば初心者にもお勧めできて、海外のトカゲの魅力を感じることができるトカゲです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

執筆者:星野 一三雄

<目次>

ヒナタヨロイトカゲの基本情報

ヒナタヨロイトカゲの基本情報と飼育方法!

ヒナタヨロイトカゲの基本情報と飼育方法!

ヒナタヨロイトカゲ
学 名Cordylus tropidosternum tropidosternum別 名:トロピクスヨロイトカゲ、ネッタイヨロイトカゲ、トロピカルヨロイトカゲ英 名:Tropical girdled lizard 分 布:アフリカ南東部全長:60-75mm 最大88mm
 

アフリカ南部に広く分布する小型のヨロイトカゲCordylus tropidosternum の基亜種です。本種は生息域によって基亜種であるC. t. tropidosternum と別亜種であるジョーンズヨロイトカゲC. t. jonesii の2亜種に分けられていますが、小型のヨロイトカゲは分類が混沌としており、ハッキリとしていません。また国内で流通する時の名称も確定的でなく、上に挙げたような名称がごちゃごちゃに使われています。
 

体色は基本的に背面が汚黄色から灰褐色であり、不規則な暗色の横帯が数本入ることもあります。また腹面は白色から黄褐色です。しかし国内で流通している個体を見ると赤色が強い個体なども混じり、それが個体差なのかそれとも別種や別亜種なのかよくわかっていません。
 

生息環境はサバンナの中の乾燥した低木林で、倒木の下や空洞になった倒木の中、あるいは木の切り株の根もとの下などに隠れています。
 

胎生で、夏に全長60-70mmの幼体を通常は2頭、最大で4頭を出産します。食性は昆虫食でさまざまな昆虫類やクモなどを食べています。
 

国内で最も多く流通するヨロイトカゲで、季節により大量に輸入されるためにオオヨロイトカゲやアルマジロトカゲと同じヨロイトカゲの仲間とは思えないような安価で販売されています。
 

確かに小さいのですが、それでも日本のトカゲの仲間よりはボリュームがあり、何よりも尾の棘状の鱗はきちんとヨロイトカゲっぽさを実感できる大きさですので、十分に満足できるトカゲと言えるでしょう。
 

安価である故、あるいは雌雄の判別がハッキリしないからか、なかなか積極的に繁殖の情報を聞きません。分布も広いため、すぐに保護されて流通しなくなるということは無いでしょうけど、やはりちゃんと国内のCBが出回るようになればいいな、と思ってしまう種類です。
 

飼育も比較的容易で、飼育環境の設定さえしっかりできるのならば初心者にもお勧めできて、海外のトカゲの魅力を感じることができるトカゲです。
 

赤っ恥をかかない程度の知識

  • アフリカ南部に広く生息する
  • 似たような種類が多く、分類は難しい
  • 胎生
  • 乾燥と強い紫外線が必要
  • 安価に大量に流通する
 

ヒナタヨロイトカゲの飼育方法

飼育容器
できれば60cmクラス以上の容器で床面積がなるべく広いもの

温度
基本は25℃程度。ホットスポット下は40℃以上、ただしケージが広い場合は50℃程度にしてケージ内に温度勾配を作る。夜間はすべての保温は止める。

照明
メタハラや強い紫外線を多く含む爬虫類用の紫外線灯が必要。バスキングランプも必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。

床材
砂をやや厚めに敷く

容器内レイアウト
流木やブロックなどでレイアウトしてシェルターを兼ねたバスキングスポットにする。小さめで倒れない水入れも必要


昆虫食性

基本的な世話
乾燥系トカゲの飼育に準ずる
  • 毎朝霧吹きを行う
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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