ミドリナメラの基本情報
画像提供:桔梗屋
学 名:Elaphe prasina別 名:プラシナ英 名:Green Bush Rat Snake 分 布:インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、中国南部(雲南、海南、貴州)全 長:90-120cm
全身が鮮やかな緑色になるアジアのナミヘビの中でも、特に人気が高く高価なヘビです。敬意を表して「プラシナ様」とアジアのナミヘビで唯一「様」付けされるステイタスでもあります。
幼蛇の頃から背面が全体的に鮮やかな緑色になりますが、鱗の間が黒や白になっており網目状に見える場合もあります。
他のアジアのナミヘビの希種と同様にあまり自然での生態はわかっていませんが、飼育下での観察によるとほぼ昼行性で、樹上生活をしているようです。現地では主に標高500-2550mの熱帯雨林に生息してるようです。自然下での食性はよくわかっていませんが、飼育下では比較的容易にマウスに餌付くため見た目ほどは爬虫類食が強いようではないようです。
卵生で、9月から翌3月までの期間に5-11個の卵を産み、26-28℃で54-65日程度の期間をかけて孵化に至るようです。
アジア産の緑色のナミヘビというのはライノラットスネークやスジメアオナメラなどが知られており、どれも比較的人気が高いのですが、本種は特にアメリカやヨーロッパでさかんにCB化されて最も人気が高い種と言えます。
ただし日本国内では、流通量は極めて少なく非常に高価なアジアンラットとも言えます。
飼育下ではやや神経質な面があるようですが、それほど飼育が難しいというほどではないようです。
あまり大きくないため迫力には欠けますが、樹上性ということでもあり、ちょっと変わった、それでいて美しいヘビが飼いたい、という方にはオススメのヘビと言えます。そういうわけで大人気ですので売っているのを見たら、即「買い」です!
赤っ恥をかかない程度の知識
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ミドリナメラの飼育方法
飼育容器高さがあり、通気性が良いケースがベター
温度
やや高温に弱い面があるらしいため22-27℃程度に保つのが無難
照明
特に必要なし
床材
ウッドシェイブなど
容器内レイアウト
湿度保持を兼ねて大きめで体全体が浸かるような水容器が必須。登り木が必要だが、できれば観葉植物など緑があるものを使いたい
餌
冷凍マウスを解凍して与える
基本的な世話
樹上性ヘビの飼育に準ずる
- 通気性と多湿になる時間を設定する
- など
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